不動産業一人前。 不動産業には媒介、管理、代理、開発など様々な業務がありますが、賃貸と売買で独立を目指すにはどれくらい…

Question

不動産業一人前。
不動産業には媒介、管理、代理、開発など様々な業務がありますが、賃貸と売買で独立を目指すにはどれくらいの期間不動産屋さんで修行を積めば一通りわかるようになりますか？

Answer 1

1年で事務的作業は一通り覚えられると思います。

しかし、「独立」を目指し、さらに収入を得続けるということと

「わかる」というのは全く別次元です。

まずは宅地建物取引主任者の資格を取得すること。これを
持っていないと仲介、売買の契約ができません。かなりの難関
なので一般的には2年程勉強しないと取得できません。

地場の不動産やさんとの関係を密することも大切です。
売買で言えば、売主さん、買主さんの両方を自分で仲介できる
こと（＝両方から手数料がもらえる。これを業界用語で“両手”と
言います）は稀です。

自分が売主を見つけて、他の業者に買主さんを付けてもらう為に
は「あいつのところに話をもっていってやろう」と思ってもらえる人間
関係の構築も必要です。
賃貸の仲介も同様で、大家さんに募集を任せてもらうためには信
頼されなければなりません。

町場の小さな不動産やだと（父ちゃん母ちゃん姉ちゃんでやっている
ような不動産やを“さんちゃん商売”と言います）、完全歩合制で
固定給が一切付かないというところも少なくありません。
また、実際に契約にこぎつけられるのは千件に三つという厳しい現実
から、そのことを指して不動産やを「せんみつや」というくらい収入に結
び付けるのは大変な業界です。

よくよく検討したうえで、不動産業界に足を踏み入れて下さいね。