他のご回答にもある通り、中途採用では即戦力が期待される事が一般的で、前職の業種や職種が似ている方が有利なのは当然です。 ただし、ごく稀に例外もあります。これは私自身が、初めての転職で経験したのですが、経験の長かった営業の職種に応募した際、書類選考を通過して2回目の面接で、全く別の職種のポジションを提案されました。 1回目の面接は人事のマネージャーのみで、内容は主に職務経歴の確認でした。通常なら次の面接は、応募したポジションの上司である営業のマネージャークラスという順番でしょうが、出てきたのは人事総務本部長だったのです。 先方いわく「総務のマネージャーに急に辞められて困っている。あなたの経歴を見ると、純粋な営業だけでなく、グループ会社や役員のサポートなども含めて色々経験があるので、総務のマネージャーも務まると思う。急な話で申し訳ないが、考えてみて下さい」という事でした。 全く想定外の話で非常に戸惑いましたが、人事総務本部長が、自分の直下のポジションを自ら提案するという事は、それだけ評価してくれているのかと、思い切って挑戦を決めました。 前社は当時の1部上場(現・東証プライム)自動車部品メーカーで、新卒入社から勤続15年、転職時の職位は係長でした。一方、転職先は欧州自動車メーカーの日本法人でしたが、完成車を輸入してディーラーに販売するインポーターなので、日本では製造業ではなく輸入卸売業です。今思えば、①初めての転職、②日本企業から外資の日本法人、③異業種の会社、④未経験の職種、⑤初めての管理職と、五重苦?とも言える状況で、よく尻込みしなかったものです(苦笑) 転職直後は、仕事の進め方や職場環境など、様々なギャップが予想よりはるかに大きく、慣れるのに2〜3年は掛かったでしょうか。それでも何とかなった後、外資では転職が一般的という事もあって、やはり自動車業界の外資企業数社で働いてきました。最初の転職で収入が3割以上アップしたおかげもあり、その後も幸い好条件での転職を続けてこられたのは、本当にありがたいと思っています。 長くなってしまいましたが、私が初めて転職した時より10歳ほどお若いご質問者さんが、異業種・未経験の職種であっても好条件で転職できる可能性は、決してゼロではないと思います。ただし、それはあくまでも例外であり、よほどご縁に恵まれた場合に限られるのは間違いありません。 転職されるにせよ、現在の仕事を続けられるにせよ、ますますのご活躍を!
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