わかる方教えてください。 外でキッチンカーなどを営業する場合は「食品衛生責任者」の資格を持っていれば営業許可はおります…

Question

わかる方教えてください。
外でキッチンカーなどを営業する場合は「食品衛生責任者」の資格を持っていれば営業許可はおりますか？調べていると食品衛生管理者の資格を持っていないと営業許可はおりないみたいなことが書いてあるサイトもあります。
よく分からないので実際にキッチンカーで営業している方や資格を持っている方、教えてください。

Answer 1

そもそも「食品衛生責任者の資格」と言う考え自体が誤りです。
これはネット上に多く拡散されてしまった誤情報の一つです。

そもそも「食品衛生責任者」なる資格は世の中に存在せず、「食品衛生責任者」とは「飲食店に設置しなくてはいけない（立場）の人」を指す言葉です。

当然ながら飲食店を営業する上では食品衛生法に基づく「営業許可」の取得が必要となります。
※申請業種はその提供内容により異なります。「飲食店営業」「菓子製造業」など

その「営業許可」主に以下が明確にされて発行されます。

・その店は誰が運営者（営業者）なのか？
・どのような店内設備をもって調理行為を行うのか？
・その店の「衛生に関する責任者」は誰なのか？（これが食品衛生責任者）

つまり、飲食店関連を運営する上で「飲食物提供に関する必要許可申請」は

「食品衛生法に基づく営業許可」

となります。

それを取る為には必ず「食品衛生責任者」の立場になる人を設置しなくてはいけません。
ただ、この立場は「誰にでも務まるか？」と言うとそうではありません。
何かしら「衛生に関する知識をつけた経歴がある事」が条件となります。
これを「資格」で証明する場合は

・医師免
・歯科医師
・獣医師
・栄養士
・調理師
・船舶調理師

・・・その他多数

となります。

ただ、世の中にはそれに該当する資格を持っていない人も多くいます。
ではその方たちが飲食店の「食品衛生責任者」になれないのか？と言うとそうでもありません。

「食品衛生協会」と言う組織が定期的に各地で「食品衛生責任者養成講習」と言うのもを行っています。

その養成講習を受講すると「受講終了証」と言う物を与えられます。
この受講終了証を持っていると上記ある「衛生に関する知識をつけた経歴がある事」における証明となり、飲食店の「食品衛生責任者」になれるわけです。

本当の大本はどの方が放ったか分かりませんが、認識違いを起こした方の情報発信により、いつしか

・食品衛生責任者養成講習を受けると食品衛生責任者の資格がもらえる

と言う間違えた認識となってしまったようです。

この認識は「交通違反の点数方式を減点方式と思っている人が多い」と言う事象と同じぐらい世の中の半数以上が勘違いをしている事象の一つかと思います。

Answer 2

食品をその場で加工のうえ提供する事業者は全て保健所の検査を受けないといけません
その前提として食品衛生管理者の資格が本人があるという証です
講習数時間で取得できます
それと施設と設備の衛生状態の確認を保健所の担当者がします
また、公共施設や道路上は場所の許可が必須なエリアもあります
出店する地域では条例などでキッチンカーなど露天商の規制があります
この場合は東京都などでは規制クリアした店舗はくじ引きや持ち回りで場所の解放をしています
また道路上であれば追加で警察の道路使用許可又は占有許可証が必須となります

実際に営業となると各方面の許可証が必須で食品衛生責任者だけでは営業はできません
意外と難しいのは水の確保をどうするか
調理だけでなく洗浄などで大量に消費するのでそばに水場がないとタンクで持ち込むにはキッチンカーの重量制限もあり現地で借用が可能かどうか、もちろんその水を水質検査会社に依頼して保健所に許可を受けたりしますし、食用油が混ざった廃液をむやみやたらに廃棄できませんので廃棄場所等そういった交渉も含めての出店です
軽自動車では電力の使用量も積載する発電機やバッテリーの容量不足が問題になったりします

或る意味店舗出店よりハードルは高いしお金もかかります

Answer 3

食品営業許可が必要です
営業許可は販売や製造設備や施設が食品衛生の基準を満たしてるという許可です
その申請時に一人「食品衛生責任者」を立てないとならないということです
これを立てないと申請自体ができないのです

問題はそのキッチンカーや調理場所が食品衛生の基準を満たしてるかということになります
これは車検に近いものですね
更新もありますし

担当は保健所の食品衛生課です
図面など必要書類を提出し書類上問題がなければ実際に担当者が立会検査を行います
これで問題なければ晴れて営業許可証が交付されます