解決済み
包括利益の初見はやっぱわけわかんなくなりますよね。1級か短答式ですかね。言葉が本当にややこしいから難しく感じるんですけど、計算量は全く多くないので、できるようにしたいですね。 包括利益は定義の通り、純資産がどれだけデカくなったかを利益とします。当期純利益は繰越利益剰余金として純資産をデカくしますよね、ところが、当期純利益には入ってこないけど純資産の部で増減するヤカラがいます。それらも純資産をデカくしているのだから当然、包括利益にいれないといけないですよね。 そいつらを包括利益に入れる項目のなまえが「その他の包括利益」です。営業外利益とか、特別利益とかみたいなのが1個増えて、「その他」扱いされてるオマケみたいなやつらなんだと思っときゃいいっす。 その他有証を例にして考えてみますね 昨年度中1000円で購入 昨年度末の時価が1200円 今年度1500円で売ったとします。(税効果会計ナシで) ・まずは昨年度末の処理について BSにその他有証評差200が純資産に計上されるけれど、当期純利益には反映されないですよね。だから、包括利益計算書ではその他の包括利益200として追加してあげてます。 ・本題の今年度です。 1500で売ったということは500の売却益が当期純利益に含まれていますよね。一方、純資産のその他有証評差は昨年度の200から0になりました。つまり、マイナス200ですよね。なのでその他の包括利益はマイナス200となります。 定義通りでとても簡単だと思います。その他有証評差が前年度と比べてどうだったかが当期純利益に出てこないから、その他の包括利益で書いてあげるってだけです。 ・のこりは注記と組替調整ですね。(注記してあげないといけない理由は、解けるようになってから知った方がいいと思いますので割愛)こっちは逆に言葉の定義よりも何をしたいかだけを考えた方が理解しやすいです。 注記はその名の通り詳細に説明するものです。なにを説明するかというと、その他の包括利益がマイナス200である理由です。実際に日本語で説明してみますね。 「まずもともと昨年度にその他有証評差は200出ましたよね。で、今年度その他有証は1200から1500になったので、さらに300追加で発生しました(1)。でも、その後売却したので、合計の500すべてを失いました(2)」 というのを注記するんです。 なので、結論として注記の解答欄の当期発生は300(1)、組替調整はー500(2)となるんです。 そうやって「300-500でー200と計算しましたよ」という注記です。 これを理解していれば何年前にされても同じだし有証が何個になっても同じ。売却益でなく損でもおなじだなって思えたら、もうしばらくは大丈夫です。 これで回答になったら幸いですが、一応改めて質問に答えますと、 >>①「当期純利益(損益計算書)」には時価から取得原価を差し引いた売却損益を計上する →売却したらってことですよね?その通りです。多分2級からそうだったと思いますが、包括利益が出てきたからって変わることはないです。安心してください。 >>②「その他の包括利益(その他有価証券評価差額金)は過去に計上してきた包括利益の取り消しを示す →そんなことないです。純資産が去年と比べて増減した項目のうち、当期純利益に入ってなかった奴らの増減額のことです。 >>③「注記」は売却したその他包括利益のうち過去にいくら計上してきたのかを計算し示す →そんなことないです。注記はその他の包括利益の値の計算方法を説明(注記)する項目のことです。
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