解決済み
会社にとって労働基準監督署の調査が入るということは大変なことなのでしょうか。 労働者にとってはあまり頼りになるような機関ではないように思えますが・・・・・・
会社の違反行為に対して労働者の相談によって調査が入った場合の事です。
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いいえ、大変とは限りません。 ただし「お土産」は用意しておかないといけません。 私のところにも以前、労働保険の抜き打ち調査が入ったことがあります。 調査官の人と懇意になり、色々を教えてもらうことができ、とても有意義でした。 (「賃金とは」とは何かとか、初心者だった私には新鮮でした) 見返りに前任者が担当していたときのミスを発見させてあげて(実は気づいていたのですが、 こういうときのためにと、あえて放置していたものでした)、それを手土産(調査の成果) として持ち帰ってもらいました。 のちに登記上はそのままで、本社機能のみを地方へ異動する際、面倒な手続きが必要に なった際も署をあげて色々と面倒をみてくれたので、特に混乱もなくスムーズに事が運びました。 役所の調査というとあまりいい感じはしませんが、たまにはこういうこともあるという一例でした。
調査といってもいくつか種類があり、その内容しだいといったところはあります。たとえば「労働保険料算定基礎調査」ということなら、会社側から計算に誤りがあったと申告しているのでない限り、毎年各労働局の管轄内事業場からランダム選定した抜き打ち調査ですので、調査官のスタンスも基本的に「適正に申告されていることの確認」や、「適正な申告の周知」が主眼となり、あまり粗捜しをされるようなことはありません(ただし、該当年度の賃金台帳などの資料を準備する必要があるので面倒ではありますが・・・)。ただし「労働基準監督官」が来る(臨検などと呼ばれます)、という場合としては会社側は注意が必要です。こちらは主に時間外労働などに労基法違反が無いかを調査しにやってくるのですが、こちらは場合によっては相当詳細に調べられます。労働保険料の調査なら誤りが指摘されても追徴のみですみますが(もちろん過納が見つかれば還付です)、臨検だと行政指導や、極めて悪質と判断されると刑事告訴も行われえます。労働基準監督署が頼りにならない、というイメージも、うまくいかなかった調停などは裁判になったりするけど解決がついたものはそれが本来なので話題にならない、という側面があります。相手は一応国の法執行機関なので、いいかげんには考えないほうがいいでしょう。
監査に入られると、事前に準備をしなきゃいけません。法違反をばれないように徹夜も必須かもしれません。 監査の結果、法違反が見つかると是正報告書も出さなきゃいけません。 ハッキリ言って面倒です、大変です。
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