解決済み
キャッシュフロー計算書の営業活動(間接法)で 投資活動、財務活動から生じた為替差損益を税引前当期純利益に加減する。という理屈がなかなか理解できません。 投資や財務といえば貸付や借入が該当すると思うのですが 貸付金や借入金を期末に換算をした場合 為替差損益/長期借入金のような仕訳をし 為替差損益は営業外費用に表示されますが 間接法では営業外利益はマイナス、営業外費用はプラスで 為替換算損益は税引前当期純利益から加減すると思います。 そのあたりまではなんとなくイメージはつくのですが それ以降がよくわかりません。 どなたか教えてください・・・
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キャッシュフロー計算書の理屈を理解するために、投資活動や財務活動から生じた為替差損益がなぜ営業活動のキャッシュフローに影響を与えるのか、順を追って説明してみましょう。 キャッシュフロー計算書は、企業のキャッシュの増減を追跡するための財務報告書です。 この計算書では、営業活動、投資活動、財務活動におけるキャッシュフローが分析されます。 為替差損益は、通貨の変動によって生じる損益を指します。 1 営業活動の影響 営業活動におけるキャッシュフローは、通常、事業活動に関連するキャッシュフローです。 営業活動の間接法では、当期純利益をベースに、減価償却費や運転資本の変動などを調整して計算されます。 これは、会計上の利益と実際のキャッシュの動きとの差異を考慮するためです。 2 投資活動と財務活動の影響 投資活動や財務活動におけるキャッシュフローは、通常、長期的な資本の動きを反映します。 投資活動には、固定資産の購入や売却、子会社の取得などが含まれます。 財務活動には、株式発行や償還、長期借入金の借り入れや返済などが含まれます。 ここで為替差損益の影響を考えてみましょう。 企業が外国通貨で取引を行う場合、通貨の変動によって為替差損益が生じることがあります。 投資活動や財務活動に関連する取引(例: 外国通貨建ての借入金や株式発行)も通貨の変動によって影響を受けることがあります。 したがって、投資活動や財務活動から生じた為替差損益は、実際のキャッシュの増減とは直接関係しない場合がありますが、企業全体の総利益には影響を及ぼします。 これにより、投資や財務活動に関連する為替差損益を営業活動に含めることで、キャッシュフロー計算書がより包括的で実態に即したものになるのです。 具体的には、為替差損益が税引前当期純利益に加減されることで、キャッシュフロー計算書における営業活動セクションの数値が、事業活動に関するキャッシュフローだけでなく、投資や財務活動に起因する影響も考慮したものとなります。 このように、為替差損益の取り扱いは、企業の実際のキャッシュフローの全体像を理解するために重要な要素となります。
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