公立病院の看護師職について 妻が公立病院に勤める看護師をやってます。 妻の勤める病院は福利厚生や給与面の条件…

Question

公立病院の看護師職について

妻が公立病院に勤める看護師をやってます。

妻の勤める病院は福利厚生や給与面の条件が比較的良いため倍率が高く、中途の応募も多く来るようです。その病院に妻は新卒から働いてますが、ここ最近今の病院を辞めて比較的楽な訪問看護に転職したいと言います。

私としてはどちらでも本人のやりたいようにやればいいと思ってます。
ただ素人考えで公務員＋看護師というだけで大分強いと思いますし、それだけ条件の良い職場を辞めるのは正直勿体ないなと感じてしまいます。

そこで公立病院は他の私立病院や、訪問看護などの医療職と比較し立ち位置としてはどうなんでしょうか？辞めてしまうのは勿体ないものでしょうか？

質問がざっくりしていて申し訳ないのですが、例えば業界的には私立病院に行きたい人が多いや、開業医病院に勤めた方が給与はもっと高いなど公立病院の立ち位置が知りたいです。

よろしくお願いします。

Answer 1

もと国立病院勤務で、現在私立病院にいる看護師です。私立病院は数件経験し、バイトで訪問看護もしてきました。

公立経験者は、どこに行っても就職も断られないし実力はお墨付きなので、私立に移っても昇進はしやすいです。
私立でも公立と同程度の年収が得られる所はあります。
大きな医療法人や企業系列の病院などは公立並みに福利厚生も良いです。
しかし訪問看護事業所には福利厚生は望めません。

訪問看護は日勤だけでも給与は良いし、担当患者さんが固定されていて一人一人に深く関わる看護をできるという面では魅力を感じる人も多いでしょう。
一方で、病院と違い患者さんの家が仕事の場ですから、やりにくさやストレスを感じることもあるでしょう。
ゴミ屋敷とかダニ布団とかもありますし、わがまま患者もいます。
病院は迷惑患者が1人減っても痛くも痒くもないですが、訪問看護事業所は契約者が1人断るとその分収入は減りますし、患者側も訪問看護が来なければダメージが大きいので断りきれなく仕方なく続けなければならない面もあります。
公立病院は比較的医療のきれいな部分だけ面倒をみて、あとは民間病院にふって経営しているものですが、訪問看護はその最終の請負先ですから...それなりのドロドロした部分はありますよ。

また、実は公立の良さとは...退職金の良さなんですよね。
退職金の大きさは私立病院ではできないことです。
とくに定年退職金の大きさは民間とは大きな差があります。
あと、公務員というのはやはり身分保証の面で優遇される傾向があったとは感じます。
私が公立病院で嫌だったのは、勉強会、研究論文、学生指導などなどで自分の時間が持てなかったことです。
上下関係も軍隊のようでした。
その点、民間は自分の時間は持ちやすく、子育てにしっかり時間を費やせたと思っています。
結局、身分や金よりも、自分の人生だから自分の納得いくようにするのが1番いいと思います。
一回辞めてしまうと元には戻れませんので、よく考えて決められることをオススメします。