労働基準監督署から何度か注意を受けていたり目をつけられていたりすると、会社にはどのようなペナルティがありますか？

Question

労働基準監督署から何度か注意を受けていたり目をつけられていたりすると、会社にはどのようなペナルティがありますか？結局は解決なんてしないと思いますが、労基には記録が残り、会社にとっては不利になりますか？

Answer 1

注意を受けたり目を付けられているだけでは、何のペナルティも罰則もありません。

簡単に言えば、
1回の注意でもそれを無視し、なにも是正しなくて放置すれば、場合によってはそれだけでも是正勧告を受け、それでも改善しなければ書類送検→罰金等のペナルティに繋がることもあります。

しかし10回注意を受けても、毎回ごとにしっかり対処しているなら、罰則もペナルティも発生しません。

よって労基署に「記録」は残っても「会社には不利」になるかどうかは別の話になります。その問題ごとに対処していればなんの不利にもなりません。

「何も対処せず、放置し、注意も指導も聞かず無視し続ける」場合にのみ、ペナルティが発生する場合がある、という事になります。

Answer 2

確かにそれだけでは法的なペナルティはないのですが、調査に入られると、多くの会社で労働基準法違反や労働安全衛生法違反が見つかります。
結果改善するのに費用が発生します。
費用が発生しなくても、担当者や責任者は対策会議や呼び出しをくらうなど、仕事を余計にさせられます。
無視して改善しないと、無論罰則を受けます。

自分の前の会社では納品した製品を使用者が不注意な使い方で怪我した結果、対策費に一億かかりました。
それも、かなり件数を誤魔化してです。
（全製品改善したら会社が潰れるレベルです）
また、同業他社に全社問い合わせがあって、やっていませんと回答した後にバレた会社があって、何年も回収案内をホームページで出していました。

Answer 3

目を付けられているだけでは、原則として労基署は何もできません。役所はすべて確定主義です。

Answer 4

是正勧告→是正報告で終われば、何度か調査が行われたという記録があるだけで、特段デメリットはありません
ただ、虚偽報告をしたり、危険な違反を繰り返していたりすると、場合によっては刑事事件化されます