まず、卒後6年間同じ病院で勤務できるかどうかわかりません。通常は初期研修後にどこかの大学に入局します。入局すれば、医局人事に従うことになりますので、自分の希望が全て通る訳ではありません。 次に、卒後6年とすると小児科医の経験は4年です。プライマリケアは開業医の主たる仕事ではありますが、それよりも紹介すべき状態なのか見極める力が大切です。そのためには急性期病棟で重症例の診療経験が必要となりますが、4年では足りないと思います。反対に、プライマリケア的なことの基本は非常勤であっても1年も働けば身に付きますし、それ以上の領域は5年、10年単位の経験の蓄積が滲み出てくるものです。 それから、クリニックでの勤務と言いますが、常勤として別の医師を雇う余力のあるクリニックはかなり少数でしょう。非常勤ならば、使える医師が欲しいだろうから、最低でも専門医を取得していることが条件となります。非入局で専門医を取ることができる総合病院も限定的です。 さらに、非常勤をいくつか掛け持ちするとなると、働き方改革の余波を受けて、嫌がるクリニックも増える可能性があります。 あなたがどのような立場の人かわかりませんが、絵に描いた餅的なプランです。そして、少子化進行中なので、今後小児科開業医の待遇や開業事情が好転するとは思えません。その場その場で5年後を見据えたキャリアパスやライフプランを考える必要があります。
< 質問に関する求人 >
人事(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る