警備業務は大きく分けて4種類(1〜4号)そこからさらに細分化されます。 例えばあなたは工場勤務とのことですが、船や車を作る工場もあればお弁当を作る工場もあるし、ひとことで工場だからといって同じものではないでしょう? 警備も同じで色んな職種があります。 小柄でもまったく問題ない警備もあれば、それなりに屈強な肉体を必要とされる警備もあります。 基本的に防犯レベルの高い警備ほど体格の良さを求められます。 防犯レベルの高い順に言うと4>3>1号になります。 4号警備はボディガード、3号は貴重品や核燃料輸送、1号は施設、空港警備や万引きGメンなどです。 これらの警備は犯罪者と対峙することもあるので、小柄だと不利に成りえます。 さて、2号警備が無い事に気が付きましたか? はい、唯一、2号警備は防犯を目的としません。 2号警備は、交通誘導及び雑踏警備と呼ばれます。 工事現場での車両誘導、商業施設などでの駐車場誘導が交通誘導警備にあたり、花火大会などイベント会場や、野球やサッカーなどスポーツスタジアムでの、群衆の誘導が雑踏警備にあたります。 ですから、2号警備であれば、体格のハンデはまったくありません。 しかし別に小柄だから4号ボディガード警備ができないわけではないですよ。あなたがミニマム級の元プロボクサーなら小柄でもボディガードが充分できると思います。 さて住み込みですが、寮完備の警備会社もそれなりにあります。 それは会社の規模は関係ないです。 小さい会社でも隊員にレオパレスを貸してくれるところもあれば、大手でも全く完備してないところもあります。 ですが、出来れば寮に住むのはオススメできません。 警備の世界は24時間365日の世界です。 深夜や休日の緊急対応もあります。 それはまず寮生から対応を求められます。 寮生は寮を追い出されるわけにはいかないという弱みがありますから、会社はその弱みを利用します。 また、現場も、緩くて楽な現場もあれば、休憩もほとんどなく昼飯抜きで働かされるような現場もあります。 やはり寮生はキツイ現場に駆り出さされる確率が高いです。 ただ、悪いことばかりではなく、やはり寮生同士の連帯感というのは強く、それなりの強さを持った派閥というかコミュニティが出来上がります。会社の無理を聞いてあげてれば、まず出世するのは寮生からだったりします。 寮生が管制官になれば、大きな寮生コミュニティにも顔が効くからです。 寮生になることは決して楽ではありませんが、出世の道でもありますよ。
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