解決済み
学校の夏休みや、職業人の夏季休業について、その目的や必要性が問われる事が少ない理由。ディベートの議題や、思考トレーニング(頭の体操)としては、良い題材と思うのですが。こう申しますのは、近年になって、夏休みや夏季休業、もしくは同時期やそれを活用した盛夏期の戸外活動・旅行等が、相対的に地位を低下させたように思われるからです。 以下の理由で。 ・職業人に限るが、従来は週単位での休業日(通常は週末)と祝日(GWを含む)以外は、年末年始(12月30日~1月3日頃)と同時期の休業期間(お盆期間が強調されがちですが、他の時期=7月末などの例も多いようです)に限られてきた。しかし、近年では他の時期に休暇を取得したり休業になる事も増えた。「働き方改革」の影響などで。 ・海水浴や屋外プールでの水浴など、ある種の盛夏期の戸外活動・旅行が、往年(前世紀後半)ほど行われない事。日焼けや、肌に砂がつく事を嫌う習慣が広まったせい、などとされる。 ・9月の3連休など、盛夏期より後の戸外活動・旅行も盛んである事。宿泊費などが盛夏期より安いためとされる。なお、敬老の日が月曜日に固定化された2003年以降の習慣か? ・盛夏期の気象条件について、近年の気候変動に伴い、晴れれば猛暑による熱中症、雨が降れば豪雨による水害が懸念されるなど、危険すら伴うイメージが強まった事。 それだけが理由では無いのですが、仮に夏休みや夏季休業の地位が非常に高かろうと、盛夏期の戸外活動や旅行が非常に盛んだろうと、表題の事を論じたり考察する事は、可能なはずです。 それが出来ない事は「頭が固い」かもしれません。 にも拘わらず、私が知る限り、表題の件の討論や考察が盛んとは、とても思えません。 逆に、未だに前時代的な「頭の固い」価値観にこだわる方が多く、表題の件を指摘しようものなら、極度に拒絶する方が多いようです。 拒絶する方のご意見や理由は、以下のようです。 ・学校の場合、夏休みは、生徒の成長上、とても重要。 (主に学業面以外の効果を想定します) ・職業人にとっては、疲労を回復したり家族との絆を深める大切な時期。その否定は、即過労の問題を引き起こす。 (むしろ日頃の過労を防ぐなどが重要とも思われるのですが) ・気象条件等の自然条件、文化の両面で、戸外活動・旅行・華やかな行事などは「盛夏期」に限る。 (実際は年中行われているのですが。冬季に深い雪に閉ざされる地域以外は。それをご存じなのでしょうか?関東以西の平地限定かもしれませんが) ・お盆の行事は、とても重要。 (日本仏教式の祖先崇拝を否定するつもりはありませんが、一年のある時期にそれを大々的に行う事には疑念を感じます。 人には様々な都合があり、同時期が不都合な人もいます。 何より、祖先が存命かつ健在なら、子孫がそれを理由に学業や仕事を怠る事を喜ぶでしょうか? また、お盆が7月に行われる地域のご都合に対する配慮はあるのでしょうか?) あと、この種の論が行われると、夏休みや夏季休業が廃止される、それは絶対に困る、と思うのでしょうか? 廃止を前提とした論もあり得るかもしれませんが、私が想定している討論や考察は、単に「その目的は何か?」「どの程度の必要性があるのか?」を問いたり考察するに過ぎないレベルなのです。 これなら、ディベートの議題や、思考トレーニング(頭の体操)の一例に過ぎません。 この考察を拒絶すると、その機会を逸するかもしれません。 なお、私は、決して夏休みや夏季休業、戸外活動・旅行・イベントの時期として盛夏期を重視する価値観を、否定する価値観にとらわれていません。 私はむしろ、「戸外活動・旅行・イベントの時期として盛夏期を重視する価値観」は「あるべき姿」と考え、海水浴の衰退(?)や9月への移行には否定的です。 ただし、過度の夏休みや夏季休業の偏重も苦手ですし、仮にそれにとらわれるとしたら、視野を狭め、かつ思考力の鍛錬の機会を逸すると、思います。
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学校の夏休みや職業人の夏季休業について、現状をただ当然のものとするのではなく、必要派と不要派に分かれてディベートしたり、「実は不要なのではないか?」という前提で思考トレーニングすることは有意義ではないか?ということなら、「学校の夏休みは不要」としてしまうと設定が極端すぎてリアリティを欠き、思考トレーニングというよりただの頭の体操どまりになって議論として深まらないでしょうが、「年間10週の学校休暇期間をどの時期にどの長さで設定するのが良いか」といった設定での議論は有意義であり、もっと行われていいいものではないかと思います。 職業人の夏季休暇の起源は盆休みでしょうが、学校の夏休みがこれだけ長くなっているのは、高温多湿の日本の夏季の気候は学習に不向きだからなのかと思われます。だから北海道・東北など寒冷な地域では他の地域に比べて、夏休みを削って冬休みを長くしているのだと思います。 諸外国で学校の夏休みが長いのは、秋学期始まりで夏が学年の変わり目になることや、職業人がバカンスを夏にとることが多いのと同様、高緯度で冷涼な地域の多い欧州では夏季が休暇に適しているからかと思われます。 日本では暑くて勉強してられないから休みにするけど、欧州では休暇に適しているから休むという発想は、それぞれの価値観を反映をしているようにも感じます。 夏がますます暑くなっている今、夏休みの必要性は高まっているとも言えますが、熱中症予防の観点から教室への空調機の設置が進んでいることから、体育の授業と通学時の(朝の登校時はまだしも下校時が特に)対策に気を付ければ、夏休みは最も暑い7月下旬から8月上旬だけでもいいかもしれません。そのぶん授業日数を増やせば、学校行事の実施を含め余裕のある授業計画を立てられるようになります。 職業人については、各自が好きな時に好きなだけ休める(もちろん休んだ分だけ収入は減る)のが理想でしょう。夏に限らず、全員で一斉に休むというのは企業(特に製造業)側の都合・論理であって、労働者には優しくない制度だと思います(休むことに罪悪感を持ち人目を気にする人にはよいのかもしれませんが)。 観光業からは休暇分散の要望が出ていますし、交通機関の混雑・渋滞にしても、休暇の集中による社会的損失は大きいと思います。ドイツやフランスでは地域ごとに学校の休暇時期を分散するようにすることで、バカンスが一時期に集中しないようにしている(職業人の休暇はいつでも取れる)ということで、日本でもその議論が少し盛り上がった時期がありました。 日本の場合、企業が設定する休暇もですが、労働者が権利として与えられている有給休暇を自由に全て行使できる環境にならないことにはどうにもならず、国としても有給休暇に5日間の使用義務を課すなどしていますが、結局のところ製造業では特に、会社が一斉有休日を指定して(形式上は労働者と話し合って決めたことになっていますが)、その5日分は会社の指定休日を減らすことで年間労働日数は変わらないというところも少なくないと思われます。(どうせ長期入院や辞める時くらいしか使いきれないとはいえ、最大で年間20日のはずの有休が実質15日になっただけ) ある程度、国が強制的に制度化しないことには、この70数年や150年ほどで定着した慣習を変えることはできないかと思いますが、職業人の休暇設定は特に、週休3日制などの「働き方の多様化」の流れで議論を深め、実験を行い、より柔軟な働き方=休み方ができる社会になっていってほしいと願っています。
なるほど:1
冬休みの必要性と比べれば、頻繁に問われていますよ だからあなたも書いたように、盆以外に夏季休暇を設定する会社も増えています コロナ禍の休校を受けて、学生の夏休みの調整もされましたね
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