解決済み
建設業経理検定の公式サイトで公開されている「建設業経理検定試験 財務分析主要比率表」を読むと、①②いずれの答えもわかります。 https://www.keiri-kentei.jp/data/pdf/exam/R3B_hiritu.pdf (紙の試験要項冊子にも同じ表があります) この表に受取勘定回転期間は載ってません。あるのは受取勘定回転率です。これは活動性比率というカテゴリーに属していて、原則として期中平均を用いることを示す「(※)」が付いています。受取勘定回転率は1年間かけて完成工事高(売上高)を稼ぐ間に受取手形や完成工事未収入金などを何度回収できたか、すなわち完成工事高(売上高)の何倍あるかにより受取手形や完成工事未収入金を回収する速さを測る指標です。受取手形や完成工事未収入金の金額はある瞬間の数値なので、1年間の変動を少しでも考慮するために期中平均を使います。 ただ、回収スピードより回収するのにかかる期間という形のほうが直感的なため逆数で回転期間として見ることも多いですし、さらにいうと年単位よりも月単位のほうが把握しやすいので完成工事高を12で割ったもの、すなわち「受取勘定回転期間(月)」を使います。「建設業経理検定試験 財務分析主要比率表」の「活動性比率」の欄に「(上記の各々に対する回転期間を含む)」と書いてあるのは、そういう主旨です。 一方、受取勘定滞留月数は流動性比率というカテゴリーに属しています。これは決算日時点における受取手形や完成工事未収入金の残高がどれほど大きいかを、完成工事高を基準にして測る指標です。だから期中平均は使いません。滞留⇒残高と解釈すれば分かりやすいでしょう。 市販のテキストなら活動性比率や流動性比率がどういうものか大枠ごとにまとめられています。上記の説明で理解しづらければお手持ちのテキストを参照しましょう。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る