基本は、“歴史のある”大学の大学院(博士課程前期課程:昔の修士課程)に進学です。 そして⑴文献なら、学部時代から教員や院生が主催する“研究会”に参加。 ⑵考古学なら、入学段階から考古学教室を訪ねて“発掘要員”として参加。 ・・・ただ考古学の場合、大学に先生がいないコトもあるので、よく調べて志望校を絞っておく必要がありますね。 また⑴文献でも、それは同じ。 教員には専門性・守備範囲がありますので、自分の極めたい時代やテーマに合う人が大学にいるかどうか、大事です。 ・・・ただ自分の同級生で西洋史(先史時代)のヤツですが、学部時代にはガッチリ重なる先生はいなかった。 しかし指導教授の紹介で先ず前期課程を、他大学に移って習得。 更に後期課程(昔の博士課程)は、その先生の斡旋でまた別大学で習得し、長い留学を経たうえで、教員をしているヤツはいますね。 そんな風に、案外“先生を求めて、大学院を渡り歩いている”ヤツはいます。 ただやはり、“歴史のある学校”で学部時代を学び、先生に認められる形で進学するコースが無難と言えば無難ですね。 “歴史のある学校”は卒業生を多く出しているので、人事的な情報がそんな人たちから上がってくるコトも多いからです。 さて院を卒業した後のコースですが、ラッキーなコースは⑴文献なら先生の紹介。 または、大学の“教員公募”に応募してスンナリというコースですが、これがなかな・・・。 なので大抵は、高校の教員や非常勤の教員で教鞭を執りながら“評価される”論文を書きためたり、研究会で発表を重ね、“声がかかる”のを待つか公募にかけるかのコースです。 ・・・自分の友人に、約10年間教員を続けてその合間に調査や論文を蓄積し、博士論文を遂に書き上げ、東大の教員になったヤツもいますが・・・。 博士課程後期は(普通に行けば)3年間ですので、単位修得時は27歳! 一般企業に勤めたヤツは、高給を取って結婚も視野に入る時期。 中途半端な覚悟では、なかなかシンドイ道ですよ! さて⑵考古学ですが、これもなかなか大変ですね。 現場優先だと、学業の方が中途半端になる(例えば院の受験には、普通、英語+第2外国語が必要)可能性がありますので。 また“穴掘り”と自分らはからかうのですが、“穴掘り”は、文献や論文も読んでなければ、研究者の道は開けません。 また院に進学すれば、“現場”もある程度任されるようになるでしょうし。 そして考古学は、発掘して終わりではありません。 発掘後の後始末(土器や遺物の復元や整理。発掘概報等の作成)が大変。 そんなんで、なかなかハードです。 そして進路ですね。 研究職を目指すのなら、①教育委員会の技師(文化財発掘)の公募試験を受けたり、空きがあれば②研究所の技師に潜り込んだり(奈良文化財研究所とか樫原考古学研究所とか・・・)、③都道府県によっては教員を文化財発掘に振り向けるところがありますので、教員採用試験を受けて、そこから出向して発掘を続けるという手でしょうか。 しかし考古学では、フィールドの一貫性や継続性から、現場を離れてしまうと研究職の道が閉ざされるという難点がありますね。 厳しいコトを、置く書きました。 でも貴方が今から、余りソレばっかではダメですね。 一歩も前に踏み出さず、マイナス面だけ見つめれば、自分で未来の自分を閉じてしまうことになりますから。 なのでそんな部分は、学部に入り、実情も分かってきた段階で良いのだと思います。 要は、自分が学びたい先生がいる、“歴史のある”大学に入り、その大学院に進学です。 頑張って! こんなんでどうですか(^^)/
史学で博士号は、とても難しいですよ。 理系で博士号と比べたら天と地との違いですよ。 史学部の教授ですら博士号を持っていない人は多い。 例えば早慶ですら、文系の博士号授与者は、全学科で年間数人ですよ。 偏差値100位ないと無理です。 博士号を取ろうとして、コンビニにバイとしなかがら大学院生を30代後半までやり、結局諦める人もいます。 史学だけでなく、文系の博士号はどこの大学でも、どこの学科でも同じです。 Fクラス大学の博士号は論外です。 文系で、博士号を取らなくても、大学職員、研究所の職員となれるのは、旧帝大と一橋、筑波の国立大位です。 博士号を取って研究者になりたいのでしたら、国内よりも海外の大学で博士号を取るのが簡単です。ただ、国内では、価値は下がります。
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