解決済み
ISO14001と新型コロナウィルス感染症との関係について、教えてほしいです。私の会社では、新型コロナの感染拡大を「著しい環境側面」として抽出して、 管理項目の一つとして管理していますが、 新型コロナウィルスの感染拡大とそれに伴う対策は労働安全衛生の分野であり、 環境の分野には入らない、という指摘を上司からいただきました。 私は広い意味で環境に含まれると考えますし、ISO14001で管理するのは問題ないと考えているのですが、それを説明する根拠を示すことができません。 そこで、 ①私の考え方は正しいか正しくないか ②新型コロナが環境の分野に入るというのが正しい場合、その根拠は どこから取ってくればいいか 教えていただきたいです。
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従業員400人規模の製造業で、ISO9001とISO14001の管理責任者を15年以上担当しています。 結論から先に言うと、上司もあなたも両方正解であり、貴社が会社としてISO14001規格を、自社の業務に対してどう位置付けて、どう適用しているかによります。 「環境」の定義は「大気、水、土地、天然資源、植物、動物、人及びそれらの相互関係を含む、組織の活動をとりまくもの。」なので、自然環境に限定されません。安全衛生管理だって組織の活動をとりまくものなので、環境の一部といえます。それを環境の範疇に含めて管理の対象とするかどうかは、各社の自由です。つまり、逆に言えば、自然環境に限定することも、各社の自由です。 ちなみに、当社ではこれを広義に捉えて、品質、自然環境、労働安全衛生、情報セキュリティ、事業継続などあらゆるものを管理対象に定めています。そういう意味では、今回の新型コロナウイルスの蔓延も、管理の対象です。 なお、1点気になったことがあります。 「私の会社では、新型コロナの感染拡大を「著しい環境側面」として抽出して」とのことですが、「新型コロナの感染拡大」は「事象」であって「環境側面」ではありません。環境側面とは、「環境と相互に作用する可能性のある組織の活動、または、製品またはサービスの要素」であり、管理する(あるいは管理すべき)対象です。 なので、例えば「新型コロナの感染拡大に起因する生産計画の縮小」であれば環境側面です。
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こちらに一つの考えがあります: https://www.isosoken.com/iso/2020/12/16/new-coronavirus_iso-tukatte-kanngaeru/
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