社内告発で制裁人事・・・というニュースを見て思ったんですが、コンプライアンス室とかに社内の問題事項を通報しても、結局、人…

Question

社内告発で制裁人事・・・というニュースを見て思ったんですが、コンプライアンス室とかに社内の問題事項を通報しても、結局、人事がそれらをそのセクションのＴＯＰにつたえ、事前にもみ消す・・・ということになって、全然、その企業は法令順守を守ることはない・・と思われるような、このニュースを見て、ああ、これじゃあ、監査室やコンプライアンス室というのは、対外的（株主、マスコミ等）なただのパフォーマンスなんだなあ～って思ったんですが、法令順守や道義的、一般常識的におかしいような事を発見した場合、真実を伝えたい場合、やはり社外にしか、通報もしくは発信と言うものは見出せないんでしょうか。わたしは、マスコミというのもが唯一、その大切な通報、発信先のひとつだと思うんですが・・。確かに２ｃｈとかもありますが、偏ってる気もしますので、やはり、外部に通報・発信しか無いように思いますが、実際、こういう社内のコンプライアンス室（通報窓口）は適正に運用されている・・と信じて、通報・発信すべきなのか、いや、そんなもの人事の甘い罠に決まってる・・とみるべきなのか、お詳しい方、実際それらを仕掛ける側の方、仕掛けられてしまった方・・自分が、真実を知ってしまった場合にどうすべきなのかをお教え下さい。

Answer 1

>やはり社外にしか、通報もしくは発信と言うものは見出せないんでしょうか。
当然です。なぜならば、権力というのは腐敗するものだからです。自浄作用があるのなら、三権分立は要りません。公職選挙法も政治資金規正法も要りません。公務員制度改革も要りません。公務員が自ら、自らの首を絞める改革をとっくにやっているハズですから。自浄作用があるのならば。チッソもミドリ十字も森永ヒ素ミルクも豊田商事も事件を起こしません。自浄作用があるのならば。

Answer 2

社内告発をする人が少数しかいない場合は、コンプライアンス室に通報しても結局は会社側の都合の良いようにしか働きかけをしない傾向があるのでもみ消されることが多いと思います。
その場合、もみ消されたりしないように（会社側が言い逃れできないように）その証拠となるデータや文書（特に幹部の間でしかでまわっていないものなど）、録音したテープ（もちろん、万一に備えてコピーは1ダースは作っておく）を時間をかけて入念に手に入れる必要があります。その後は、会社がどこに不正を知られたら一番まずいかをあらかじめ調査しておき（案外会社によっては、その外部機関の一部とも癒着している可能性もあるので）、外部機関に通報。
そして、最後に自分が通報したことによって不利益をうけないように弁護士さんに依頼します。

ですが、その会社の不正が刑事事件として扱われるような場合や、告発者が多数いるような場合は逆に管理責任を問われ、倒産に追い込まれることも最近では珍しくないような気がします。

Answer 3

多くの場合、コンプラ室の当事者は適正に運用されていると思っているんですね。ところが、該当部署に問題提起すると何となく通報者が分かってしまう場合があります。また、責任者同士が同期で仲が良く「ここだけの話・・・」という形で漏れるケースが多いように思います。

私もコンプラ担当で、セクハラのケースで通報者がばれたという苦い経験があります。それ以来私は積極的に外部を活用するようにしています。内部だけの力で適正なコンプライアンスって難しいと思います。自らの過ちを自ら認めるってなかなか出来ませんから。

時には外部の圧力もいいと思いますよ。マスコミでも労基署でも弁護士でも積極的に活用しましょう。

Answer 4

私の勤務先の場合は、
①所属グループにグループ監査室
②全社ベースでの監査部
③社外の人権･労働問題に詳しい弁護士へのホットライン
と、大きく３つのルートがあります。

また、経験上、上記①，②の監査を直接受けたことも数回ありますが、
貴方の提起されている「社内告発で制裁人事」に遭った事例は殆ど聞いた
ことがありません。
加えて、幸いなことに、社内告発をした場合にも①～③の担当者や管理者が
どこの誰からという密告をした例もまずありませんね。

然しながら、こういう窓口があるからといって、何でもかんでもその窓口に密告
する体質が強くなっている傾向は確かにあります。
事実、私自身もつまらないことで、注意を受けた事例もありますが、事実無根
であり、激しい憤りを感じたことは多々あります。

本件、非常に難しい質問ですね。
でも貴方の提起された問題は、今の世の中、避けては通れないものかもしれません。