派遣社員を活用する理由ですが・・・ 1.スピーディーな人員調整:急な人員調整が必要な場合、直接雇用だと細かい採用条件等の調整(社内の受け入れとか社会保険の手続きとか)だったり、退職させる上での調整が大変なんです。 会社の規模が大きくなればなるほど、世間的な評価を考えて採用や人員整理に対し慎重を期すことになります。 2.採用の手間=コスト削減:採用には求人(広告)、応募者対応、採用者の手続きなど直接・間接のコストが発生します。 『高い派遣料金を払ってまで何で派遣社員なの?』ってお考えでしょうが、これらのコストを考えればプラマイ0ってことになるのです。 3.臨時的な人員調整:1、2と関連するのですが、ほとんどの企業は春の新卒採用を軸に採用計画を立てます。新卒は長期的に育てることを目的に採用します。 そのため、何らかの事情で休職された場合、その穴を短期的に埋める必要があります。その穴埋めには、一定の経験やスキルを持つ登録者を抱える派遣会社を利用するのがもっとも効率が良いのです。 4.経営の効率化:バブル崩壊後、日本の経営も欧米化し、より利潤を産み出すところに資源を集中させる経営にシフトして来ました。 その中で人事、総務、経理などの管理部門は、利益を産み出さないと見なされ、極力人手を減らし効率的に運営できるように経営判断が下されることが多くなりました。 そういう状況から、採用をアウトソーサーに委託する会社も多く、例えば製造業などは業務請負会社に製造ラインの一部を委託するなど当たり前になっています。 ウーバーイーツって、直接買いに行くより数百円も高くなりますよね? 何でわざわざ高いのに自分で買いに行かず、ウーバーを頼むの?って思わない。 ほとんどの人は、コスト数百円を払っても自分で行かずに、すぐ手元に運んでくれることにメリットを感じるんですよね? 労働者派遣も一緒です。コスト以上にメリットが大きいからですよ。
直接、求人をかける方がコストがかかるのですよ。 求人を出せば掲載費がかかります。すぐに応募者があればいいですが、なかなか来なければ広告費がどんどんかさみます。 応募者があればあったでその度に試験をしたり、面接をしたりしなければなりません。いい人が来なければ何度もそれを繰り返すことになります。 ようやく採用しても「合わないので辞めます」と1ヶ月で辞めるようなことがあれば、今までにかかった費用や労力はただの無駄になってしまいます。 ですが、派遣会社を使えば「これこれこういうスキルの持ち主を派遣して欲しい」とオーダーすれば募集から採用まで一切合切を丸投げできるのです。お金を払ってもその方が結局は安上がりなのです。 しかも、派遣されてきた派遣社員が使い物にならなければチェンジを要求すればいいだけです。派遣先は何の労力もかかりません。 要らなくなれば終了することも簡単です。直雇用はパートやアルバイトでも切りにくいですからね。 また、派遣社員にかかる費用は人件費ではないので、会社の人件費削減も可能です。雇用が不安定な昨今、直雇用したがらない会社はこれからも増えると思いますよ。
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派遣会社を通すと、ある程度篩にかけられた人間が来ます。 また社保など経費の削減もできるし、必要な期間だけ雇って必要なくなればすぐ切り捨てることもできる。 いろんな手続きは派遣会社がしてくれて、会社としては楽である。 そんな理由です。
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