税理士試験に今年初受験を考えている者です。今から独学でまずは一科目確実に 合格したいのですが、財務諸表と簿記どちらを先…

Question

税理士試験に今年初受験を考えている者です。今から独学でまずは一科目確実に
合格したいのですが、財務諸表と簿記どちらを先に受験すればよいでしょうか？
年も３６歳なので大学院を卒業し免除も視野に入れています。今まで金融機関や不動産関係の仕事勤めをし出世や給料ＵＰ、営業成績ばかりの毎日でしたが、
最近独立し時間的な余裕がでてきたことや現在の仕事に確実に活かせると思い目指していきたいと思います。
ちなみに生損保代理店を営んでいます。ほんと何がなんでも４０才までには税理士になりたいです。

Answer 1

40歳までに税理士になりたいのでしたら、独学は止めた方が良いと思います。
大原かTACに通うか、せめて通信教育を受けましょう。
授業料高いと思うかもしれませんが、さっさと受かって働いて回収したほうが安くつきます。

受験に専念できるのでしたら、簿・財は一緒に勉強した方が良いと思います。40歳までに税理士になりたいのでしたらなお更です。税法の2科目はきついですが、簿・財は暗記が少ないし、関連が有るので、できれば受験に専念できるときに一緒に勉強した方が良いと思います。

どうしても1科目に絞りたいのでしたら、簿記論ですね。

Answer 2

これからやってやろうという気になっているところに水を差すようですが、誰も本当のところを書かないようなので、敢えて苦言を呈させていただきます。
税理士試験は科目別合格制なので甘く見られがちですが、科目ごとのレベルは異常に高いものがあります。隣接領域の公認会計士試験のそれと比べても遥かに高いレベルを要求されます。

先に受験するとなれば、簿記論でしょう。
あなたがどれだけの簿記の実力を持っているかわかりませんが、通常の日商2級くらいの実力であれば、これから必死に勉強を始めても独学であれば100％無理です。通常、通学の受験生は初学者は9月からはじめます。1月からのコースもありますが、1月から初学者が通学で必死に勉強しても合格する人はほんの一握り、多くて2～3％程度でしょう。それほど難しい試験です。
やるのなら夜間でもいいから絶対通学です。

40歳までに税理士になりたいとのことですが、試験に合格する等しても、それだけでは税理士にはなれません。
2年間の実務経験が必要とされますが、あなたの経歴では、算入できる期間はゼロだと思います。
会計事務所等に勤務して税理士が認めた証明書と2年分の源泉徴収票を提出しなければなりません。
40歳で税理士になりたいのでしたら、38歳までに合格等しなければなりません。

36歳という年齢は非常なハンデになります。
私は31歳からはじめましたが、最終合格は38歳でした。5科目のうちもっともきつかったのが簿記論でした。この科目は年齢が高くなると本当にきついです。
簿財と選択必修を合格するまでは、受験に専念できる環境でないとこの試験は受からないと思います。
大学院という道もありますが、税法の実力がないと仕事上話になりません。

偉そうに書きましたが、半年後にはお分かりいただけると思います。