元採用担当のおぢさんです。 リクルートキャリアのニュースをご覧になっての疑問ですよね。世の中は大騒ぎをしている割には具体的な事実が明らかにはなっていません。それは、どういう情報がどこまで提供されていたかです。一応リクルート側は個人を特定できない形で販売提供したと言っています。また、その信頼性もSPIほど現場が納得できるだけの相関関係があるものなのか分かっていません。 余談はさておき、例えば「大学4回生の山田太郎君という個人が、何%の確率で内定辞退するか、(spiと同程度に)比較的信頼性のある情報として提供されたら」どうなのかを回答しますね。 元関係者としては、悪いこととは思いません。なぜなら、企業の担当者は「本当に自社に来てくれる人の評価(成績)上位者」から内定を出したいからです。学生の立場からしても、行く気のない学生に内定が多く出たばかりに、入社したいのに不合格になる学生がいるわけです。とくにボーダーライン上の学生からしてみれば、滑り止めやお試しで応募するのは止めてほしいと考えるでしょう。 個人情報だと騒ぐ人も多いですが、履歴書や成績証明を始めとする提出書類は個人情報の山ですし、SPIや面接試験の結果だってその人個人のもののはずです。本人が了承して提出するのなら問題はないはずです。(今回の件では、了承が不十分及び未了承者まで含まれていたことが問題となっています) 蛇足ですが、企業の採用担当は何人内々定を出せば何人入社してくれるか胃に穴が開く想いで検討します。そして、公務員試験後や入社式前などの辞退連絡に戦々恐々としています。企業が内定取り消しをすると全国ニュースになることさえありますが、学生は辞退が自由であるとされています。元関係者としては、少しでも互いがwinwinとなる仕組みはできないものかと思いますし、それを少しでも緩和するための施策がインターンだったりすると考えます。
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