共産圏の国では、男女が同じような制服にしていることが多いようですが、男女の制服を区分けする理由としては、一つは男女の体格差や体型差、ボタンのかける向きなどの習慣差からくる不具合を解消することと、もう一つは可愛いとか女性らしいなど、感情的なリクエストに応えるといった側面があると思います。 それで、質問にある帽子ですが、前者の面での推測ですが、男性用の制帽はつばや顎紐、上面があって作りが大きいのと、短髪の男性がつばと眉毛を同じくらいになるように深めに被ります。 それが男性と比べて長髪で、纏めたりすることの多い女性では重く、大仰で収まりが悪いことが想像できます。 女性用の官公庁で使用される丸い制帽の多くは、つばが布製でコンパクトで顎紐もない場合が多いです。そして両サイドの内側が櫛状になっていて、髪の毛に固定できるようになっているため、ソフトで軽く、女性の髪型に合わせやすい代わりに、頭の動きで落下しやすいという欠点をカバーしています。更に強風対策として顎紐の代わりにゴムの顎紐が入っていたりします。 次に後者の理由としては、小柄な体格や小顔にマッチして女性らしいソフトなイメージを作ることを考慮していると考えられ、同じ組織としての斉一性を確保しつつ、女性からのリクエストも考慮しながら設定したものと考えられます。 この辺り、女性自身の意識にも個人差が大きく、男性と同じデザインを求める人もいれば、違ったデザインを求める人もいて、さじ加減が難しいところだとは思うのですが、制服や儀礼服は式典での着用を前提としているので、区別していて、戦闘服や出動服、活動服など現場活動を前提とした被服については、男女差はほぼありません。
< 質問に関する求人 >
自衛隊(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る