パン屋さんはどうしてアルバイトさんがすぐに辞めるのですか？ 店側は待遇改善できないのですか？ 従業員の入れ替…

Question

パン屋さんはどうしてアルバイトさんがすぐに辞めるのですか？

店側は待遇改善できないのですか？

従業員の入れ替わりが激しい割には仕事はちゃんと回っていくので、意外と単純労働なのでしょうか？

Answer 1

元パン屋経営者です。

経営者が求める作業速度と、実際のアルバイトの作業速度が大きく異なるためです。
例えば、生地玉がある状態でパンの餡を3０個包むのに、あなたはどのぐらい時間がかかると思いますか？

私は最低でも１分間に３個は包んでほしいと思います。３０個で１０分です。
そう思って私は、半年間アルバイトの方に何度も包み方を教えていました。

最初は１時間かかりました。３０個のパンの餡子を包むのに、１個あたり２分です。
これだと時給９００円のアルバイトだとすると、パンの原材料が必然的に３０円上がります。
これが半年後にどのぐらいの速度になったかというと、３０分です。１個当たり１分です。

これでも経営者が求める平均的な１個２０秒には遠く及びません。
３倍仕事が遅いということはその人が３時間仕事をやって、やっと１時間分のしごとしかできないということです。本当に驚く位に仕事ができない子は多いです。

ちなみに、やる気がある人や将来パン職人を目指す人は１日～１週間でアルバイトの速度を追い抜きます。しかし、そんなアルバイトは１００人に１人か２人しかいません。

待遇改善しましたよ。時給１０００円にしました。

時給１０００円にしたら、今度集まってきたのは、時給が高いから来るだけの大学生ばかりでした。結果は最初に募集した人と能力が変わらず、最低限の仕事ができるのはほんの一握り。まるで待遇改善の意味がありませんでした。人件費でお店は大赤字です。

結局、いくらこっちが真剣に教えても、アルバイトはゆっくりやっても時給１０００円、頑張っても１０００円なら今の子はゆっくりやって１０００円を選びます。まるで成長しません。

結果的に時給は地域の最低賃金に戻しました。すると、ベテランの職人さんが来て、アルバイト3～4人分の仕事を１人でこなしてくれました。

要するに、仕事ができる人が１人いればできない人がいくら入れ替わっても回るということです。

Answer 2

店側は、改善はしないでしょう

しかし従業員が改善要求することは、可能です。

改善するには労働組合をつくることです。

労働組合は二人からつくることができます。
労働組合がなければ会社の一方的な労働条件になってしまい従業員が会社に話あいの申し入れをして会社が拒否しても法的におとがめはありません。
そうなれば、会社がブラック企業になってしまいます。労働組合が機能しなくなったり解散しブラック企業になってしまった例はよくあります。

しかし労働組合をつくると状況は一変します。労働組合をつくると会社と対等に話あいが出来る権利、団体交渉権（憲法２８条労働３権）が得られ団体交渉は正当な理由なく拒否できません。拒否したら禁固刑を含む厳しい罰則があります。参考にこちらをご覧くださいhttp://www.youtube.com/watch?v=wM1yvU6pe_A&sns=em

最近は労働組合をつくるきっかけとして個人加盟労働組合もありますし、労働組合をつくると就業規則より効力の強い労働協約を締結できます。

法規の効力の順番に憲法＞法令＞労働協約＞就業規則＞労働契約＞業務命令になります。参考にこちらをご覧くださいhttp://www.youtube.com/watch?v=qYkSA_d32PI&sns=em

労働組合をつくることにより会社から妨害行為や団体交渉がこじれたりしても労働委員会という機関に不当労働行為の救済申し立てができます。http://www.youtube.com/watch?v=KyyZrYLYuvk&sns=em
詳しくは、ネットで労働相談ホットラインと検索してフリ－ダイヤルで電話相談してみてください

Answer 3

低賃金の長時間労働だから。パン屋さんだけでなく、どこも低賃金の長時間労働で不安定雇用となると待遇の良いところへ転職します。

Answer 4

バイトだからじゃないですかね

社員だとそんな簡単には辞めないです。

バイトだからちょっとキツイとすぐ辞めるんじゃないですかね

がとかし、私が行くパン屋のパートさんは長く勤めてますよ。

なので、その店が出入りが激しいだけじゃないですかね?

バイトが複雑な成形とか、大事な行程はしないでしょうから、単純労働でしょうね。

バイトが辞めたってまた次新しいバイト雇えばいいだけ。という考えなんでしょうね。