心理カウンセラーって、 別に大学で勉強しなくったって、 誰だって勝手に名乗れる肩書だってことは、 あなたもご存知ですよね? ですから、心理カウンセラーという言葉は 安易に使わない方がいいです。 大学院で心理学を専門的に修め、 臨床心理士の資格を取得した人は、 そこそこいると思います。 しかし、それらの人のうちどれくらいが、 資格を生かした定職に就いているかは、怪しいものです。 資格を生かした定職に就いている臨床心理士に、 私はまだ出会ったことがありません。 学校などのカウンセラーを、 時給○円のパートで掛け持ち、という人が大半だと思います。 臨床心理士が離島にいるか、というお尋ねですが、 よっぽど人口の多い離島でない限り、 いないんじゃないかと思います。 なぜかというと、前述の通り、 臨床心理士って、それだけでは食べていけない仕事で、 別の仕事と掛け持ちをしないと、暮らしていけないからです。 離島では、臨床心理士と掛け持ち可能な仕事が ないんじゃないかと思います。 統計データは持ちません。 感覚的な話ですみません。 私は、あなたとは違って、 いわゆる「心理職」って、 これから大事な仕事にはならないし、なってはいけないと思います。 あなたの目標を否定するようなことを言ってごめんなさい。 もちろん、 「人の悩みに寄り添い、力づけてあげること」 というのは、いつの時代にも、大事なことです。 その重要性はこれから先も変わりません。 問題は、 「人の悩みに寄り添い、力づけてあげること」 を仕事にして、お金を取ることが許されるかどうか、 ってことなんです。 心理学って、勉強すればするほど、 人の心の不可思議さが分かってくる学問です。 人の心は千差万別。 大学で専門的に学べば、マニュアルに従って、 人の心を救える―というような、単純なものではありません。 専門的に勉強した人であればあるほど、 臨床心理士ができることの限界が分かると思います。 「話を聞くだけで、お金をもらっていいの?」という気持ち、 良心的な人なら持っていると思います。 「私は大学院で専門的に学んで資格を取ったの! だから話を聞いてあげたらお金をもらう権利があるの!」 というような臨床心理士が害悪だってこと、 あなたも想像が付くと思います。 ですから、 臨床心理士の資格を取得した人は、 専門家面して定職に就こうとするのではなく、 普通の会社とか、医療法人とかに、普通に就職して、 会社員とか病院職員として普通に働きながら、 働く人の相談窓口になる…というのが、 いいんじゃないかと私は思っています。
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