まず大学に入る前から勝負は始まっています。 教員免許っていうのは、教職課程の認可が文部科学省から無い大学では取る事ができません。 なので高校公民の教職課程の認可を受けている大学のその学部学科に入学する必要があります。 そこを失敗して取れない所に入ってしまうと、取る事は出来ません。 また無事に教職課程の認可のある大学に入学したら、その教職課程の科目を全部履修してその単位を全部取ります。 指定科目を全部とらなければダメで、1科目が足りなかったとしてもダメです。 ちなみに高校までは赤点とかはよっぽど無かったと思いますが、大学っていうのは想像以上に単位は落とします。 平均で2割くらいの科目は取りこぼす可能性があると思っておいて下さい。 と言うのも、単位については事前に合格基準が発表されています。 例えば「単位試験で100点満点中60点以上で合格とする」と言う合格基準が発表されていた場合、とある講義で100人の受講生が全員60点に到達しなければ全員単位が取れません。 高校までは平均点を元に平均より出来たかどうかを基準でしたが、大学では平均とかは関係なくなるのでクラストップでも取りこぼす科目は取りこぼします。 なので指定科目が全部取れるかどうかが勝負のポイントです。 そして全部の単位が取れたら、大学を卒業します。 ちなみにこれが大切な事で、高校の教員免許の取得条件の中に、学歴が大卒以上である必要があると定められています。 なので大学を卒業しなければダメです。 単位を全部取ったけど退学してしまえば免許は取れませんし、在学中で卒業が決まっていても、卒業するまでは免許は取れません。 なので卒業する必要があります。 卒業したら卒業証明書と、単位が取れていると言う証明書を持って教育委員会に免許申請に行きます。 教育委員会でそれぞれの証明書を確認し、免許の申請用紙に記載をして、免許発行手数料の数千円を支払います。 そうすると、それから半月から1ヶ月半程度で教員免許が発行されます。 なお、実際には免許状はあくまでも"紙"です。 実際には免許の授与日と言う物があって、免許申請をして受理されると、授与日が決まります。 書類上はその日から免許を持っている事になります。 ただ物理的な紙としての免許の発行に時間がかかるため、紙としての免許状がちょっと遅くなる訳です。 早い人だと免許申請から書類上の授与日まで最短まで5日程度で、以後は紙の免許状を待つ時間になります。 ちなみに免許状が発行されたあとは、教育委員会に取りに行く必要がありますが、免許申請をする時に返信用封筒と返信用切手もあわせて提出していれば郵便で届きます。 とりあえずは全体の流れとしてはそんな感じですね。 今から大学に入学する場合には、そもそも教職課程のある大学の学部学科に入れるかどうかなので、まずはそこから注意しておいて下さいね。
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