供給という意味合いについては、臨床心理士は、毎年、1600人程度が新たに資格を取得しています。ちなみに、合格率は6割程度ですから、2600人程度が受験しています。 需要という意味合いが就職に関してならば、感覚的なものではなく、現実的な資格取得にまつわる状況があります。 臨床心理士は、臨床心理の仕事に就く人のための資格であるため、臨床心理士資格認定協会は、大学院を出て受験資格を得たものの、臨床心理の仕事に就かず、資格だけ取ろうという人を良しとしていません。したがって、資格試験の2次の面接で、臨床心理の仕事をしているかという点について尋ねます。就いていない場合、その点を追求され、介護や妊娠等の特段の事情が無い限り、試験に落ちる可能性が高いです。 また、資格試験は、ちょうど今頃の時期にあり、今年の3月に1種の院を修了した人が受験し、合格すると、来年の4月に資格が与えられます。つまり、院卒後、資格取得まで最低1年のタイムラグがある訳ですが、通常は、院卒後、資格取得見込みとして、臨床心理の仕事を始めます。 どういうことかと言うと、院を修了し、資格試験の受験資格を得た後、何らかの臨床心理の仕事をしていないと、受験資格があっても、資格試験に落ちる可能性が高いということです。したがって、合格した1600人程度の多くは、何らかの臨床心理の仕事に就いていると考えられるということです。 ただし、臨床心理の仕事は、毎日同じ所に勤める常勤の仕事は少なく、曜日ごとにそれぞれ契約を結ぶ非常勤の仕事が多く、それを組み合わせて、1週間の仕事のスケジュールを個別に作っている人が多いです。そのため、合格者の中には、少なくとも1日しか仕事がないという場合もあるでしょうが、上位の歴史ある有名大学院卒であれば、1週間を埋めることは難しくありません。そういった大学院では、卒業生が数多く臨床心理の業界で働いていますので、求人の話を回してきたり、卒業生の活躍を見て、大学院指定で求人が来る場合もあるからです。
なるほど:1
正直需要と言われてしまうとなんと答えたら良いのか解らないです。ただ公認心理師の資格も出来ますしSCも将来的には常勤配置になる予定の様ですのでなんとか食べていけるとは思いますが収入が気になるのであれば医師、看護師、作業療法士などを検討したほうがいいと思いますよ。
現行の臨床心理士は、誰にでも与えている、ほとんどバラマキ資格に近いものですから、世間に有資格者は溢れるほどいます。 逆に臨床心理士を必要としている人間、企業、医療機関は、ものすごく少数しかありません。 つまり、需要は著しく少ないのに、供給は過剰すぎる状態になっています。
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