お金に関して(確定申告、税金、扶養、等)の質問がございます。 アルバイトを掛け持ちしたいと考えている学生ですが、現…

Question

お金に関して(確定申告、税金、扶養、等)の質問がございます。

アルバイトを掛け持ちしたいと考えている学生ですが、現在親の扶養に入っております。扶養から外れないように調整しながら働きたいのですが、103万、130万、38万、63万、給与と報酬の違い、などたくさんの情報があり、自分が当てはまる部分が調べてみてもよく分かりませんでした。そこで質問なのですが、

・学生(22歳)
・現在バイト2つ掛け持ち(どちらも源泉徴収ありの状態で振り込まれる)
・親の扶養に入っている

という状況で、

・源泉徴収されない、つまり確定申告が必要なバイトを1つ増やそうとする場合、扶養から外れないようにするには結局いくらまで稼ぐことができるのか
・それは手取りでの金額なのか、総額なのか
・バイト3つ掛け持ちする場合、確定申告はどのように行うのか

ということを知りたいと思っています。
(ちなみに増やそうと思っているバイトはチャットレディ、テレフォンレディ等の類いのものです。)

このような問題にお詳しい方、どうか回答宜しくお願い致します。

Answer 1

まず情報を整理しましょう。親の扶養になるには、「総所得が38万未満」であることが必要です。
所得には様々な種類があります。サラリーマンやアルバイトなど、会社に雇用される人が給料をもらうと「給与所得」ですし、商売を始めた場合は「事業所得」、マンションを買って賃貸経営をした場合は「不動産所得」などなど11種類もありす。

そして、それらの所得の合計が38万未満であることが扶養の条件となります。

所得の出し方の基本は、収入から経費を引く（控除すると言う）ことで算出します。

わかりやすいのが物を販売することを考えましょう。300円で仕入れた商品を1000円で売った。送料は200円かかった。

この時、「売上」は1000円です。「経費」は仕入れの300円と送料の200円の合計500円です。ということは、「儲け」は1000-500=500円ですね。
税金に当てはめると、売上の1000円が「収入」、経費の500円が「控除」、儲けの500円が「所得」です。

これをサラリーマンやバイトなどの給与所得に当てはめましょう。毎月もらう給料は「収入」です。しかしサラリーマンは「経費」がありません。その代わりに「給与所得控除」と言うのがあり、収入によって一定の控除を受けることができるのです。
こよ給与所得控除は最低でも65万円と決まってます。
扶養になるには総所得が38万未満である必要がありましたよね？と言うことは、給与をもらってる人は103万までなら給与所得控除の65万を引くと38万未満になるので、「扶養になるには年収103万未満」とわかりやすく説明されているのです。

ではここであなたが増やそうとしている「チャットレディー」などについて説明します。これらは給料ではありません。報酬と言ってあなたは個人事業主扱いになり、もらう収入は給与所得ではなく雑所得もしくは事業所得となります。ほとんどの場合は雑所得扱いでしょう。

雑所得は、頂いた報酬から経費を引いたのが雑所得となります。これが38万未満にならないといけません。
チャットレディーの場合に経費になるのはネット代くらいでしょう。しかもチャットレディーに使っている時間分しか経費にできないので、年間で1万円も経費はいかないでしょう。

と言うことは、チャットレディー「だけ」の場合は39万以上稼ぐと経費を引いても38万を超えるので親の扶養から外れてしまいます。

さらに、あなたはすでにアルバイトもしてますよね。この場合、アルバイトの収入である「給与所得」とチャットレディーの「雑所得」の合計が38万未満にならなければいけません。

給与所得は先ほども書きましたが給料から給与所得控除を引いたのが給与所得です。

例えば年収80万の場合、給与所得控除の65万を引くと給与所得は15万です。

総所得が38万未満にするにはチャットレディーの雑所得を23万未満にしないといけないと言うことです。

チャットレディーだとすぐに扶養から外れるだけの収入になりますし、あなた自身の税金もものすごく高くなります。やらないことをお勧めします。