昔ほどじゃないですが、鉄道系は他の企業の労働組合よりは強いです。 経団連や公安、企業幹部のほとんどは、邪魔な労働組合を建前上(労基法上)御用組合として存在させておきたいのが本心ですが、鉄道系をはじめ日教組、自動車、電機系など強い労働組合はそれなりに必要な存在であるため、そう簡単には弱体化できません。 例えば判りやすい事象で言えば、福知山線脱線事故。 事故の原因は多々挙げられていますが、当該の運転士は日勤教育を恐れて速度超過をしたことも一つの理由としてありましたよね。その背後要因としては、JR西日本の最大労働組合組織が御用組合であったため、労働組合に守ってもらえない社員たちは、ミスをしたらすぐに処分というプレッシャーの日々の中であの事故が発生してしまったのです。この事故で労働組合の存在価値が見直されました。 一方でJR北海道のように労働組合が強すぎで安全が低下してしまっていることも現状です。JR北海道と労働組合は、時代の変化に対応できなかったために今のような状況に陥ってしまったと言われています。 つまり現代でも労働組合はある程度強さが必要ですが、時代や環境の変化に対応できる柔軟性も必要とされます。 それともう一つ、強い労働組合がまだまだある理由は、政治家にとって労働組合の「選挙票」がバカにできないくらい大事な存在なのです。 暇なときにでも政治家や政党と労働組合の関係を調べてみてください。
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そうですね。 かつては、大手私鉄もよくストライキしていた。1980年台前半くらいまで。 小学~中学生だったから、「ストライキしろ!」と思ってたよ。ストライキしたら学校休みだったし。先生来れないから。 西武が「ストライキしない」と言い出した辺りから様相が変わった。 バブルの足音も聞こえて、ストライキしたら客から「ソッポ向かれる」ようになった。
一般に、交通機関の労働組合は強い結束力、強い発言力を持っていることが多いのは確かです。それは世界どこにでもいえる傾向です。 交通機関に携わる場合、労働条件の悪化が直ちに自らの生命にかかわる重大事故の発生や会社の倒産(自分たちの失業)につながる可能性が極めて高い、という性質を持っています。新規参入でろくに労働条件の考慮がされていなかった高速バス会社が起こした悲惨な死亡事故を想起してください。 このため、交通機関の労働者は、自分たちの労働条件の改善に、他の業種よりも高し関心を持っており、労働組合の力も強くなるのが普通のことなのです。
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