現在の労働環境 休みは月3～5日、繁忙期は月1日 10連勤位は当たり前 基本的な勤務時間 8時～21時…

Question

現在の労働環境

休みは月3～5日、繁忙期は月1日

10連勤位は当たり前

基本的な勤務時間 8時～21時

残業代などの手当は3割ほどもらえます。

この環境は一般的にみてどうなのでしょうか。

Answer 1

労働基準法や、労働関係の通達を基準に考えます。

一日の労働時間は、基本的に８時間。
（変形労働時間制を採用することで、この基本は崩すことができます)
但し、１週間あたりの労働時間は４０時間以内。
労働時間には、休憩時間を含まない。
これを超える分については、時間外労働を命じることができる（３６協定)
時間外労働については原則として月４２時間以内。

休日は、週１日。
(具体的には、毎週日曜日、と言うのではなく、四週にわたって４日の休日があると解釈する)
休日労働をさせる場合には休日手当を支給する。
ここで微妙なのは、法律で言うところの休日と、実際の会社の定める休日の意味が違うこと。
法的には、四週で４日の休日のみ。
週休二日制など、土曜日が公休日となっていても、これは、扱いが別件。
なので、賃金計算等が複雑になるケースもあります。

> 休みは月3～5日、繁忙期は月1日
休日労働の手当が支給されている場合には、問題ありませんが、
月２日を下回ると… 場合によっては行政指導が入る場合もあります。
繁忙期が、年間にどの程度あるかですね。

>10連勤位は当たり前
四週にわたって４日の休日と解釈するので、極論を言えば、２４日連勤でも問題なし。

>基本的な勤務時間 8時～21時
>残業代などの手当は3割ほどもらえます。
週４０時間を越える部分が、残業扱いなら問題なし。
但し、つきの上限に満たないことが条件。

世の中、実にさまざまな勤務体系が存在します。
例えば、

○昔は多かった、工場関係の二週間連操。
毎週、日曜日が公休日ですが、月２日休日労働で、
二週間連続操業します。
三交替で２４時間操業。夜勤者は月曜の朝帰って、同日午後から出勤します。
これでも問題ありません。

○基本的な勤務時間に、時間外労働がすでに含まれている場合。
友人の勤務先の具体例。８時から１９時まで勤務。隔週で週休二日。
一見すると週４０時間を越えるのですが、残業込みの時間なので、問題なし。

週４０時間制、月４２時間の時間外労働、
この上限を超えて、常態的に労働させることはできませんが、
例外もあり。

労働時間には休憩時間を含みません。
手待ち時間は、労働時間に含まれません。
（現場の職人さんや、営業など、仕事先から帰ってくるなど乗り物に乗っている時間)
このあたりがポイントです。

時間外労働と、休日労働は別枠。
更にいうと、繁忙期の時間外労働に関する労働協約を締結すると、延長可能。
裁量労働制というのもある。

ブラックかそうでないかは、文面からは判断できません。
労働時間は長そうだけど、肉体的に過酷ではないとか、
支払われる賃金が労働時間に見合っている(給料が高い)のか？
これだけでは判りませんから。