ユニオンショップ制度は、なぜ違反にならないのですか？

Question

ユニオンショップ制度は、なぜ違反にならないのですか？会社側が従業員を労働組合に強制加盟させることは、従業員が労働組合に加盟しない自由を奪っているわけで
労働者の権利を守るという趣旨に反しているのではないでしょうか？

Answer 1

あくまで職業選択の自由が労働者に保障されていて、
「この会社に入る以上は、必ず労働組合に入らねばならないユニオンショップ制である」、
ということを明確に打ち出すことで、応募者にもその面での判断で入社の是非を決める権利があります。

もちろん、採用されない限り入社はできませんが、
入社の条件がユニオンショップ制としての労働組合に入ることを事前に提示さえしておけば、
応募者側にも仕事先（言い換えれば、組合に入る・入らない）を選ぶ権利は守られていて、
戦時中の勤労動員のように決められた工場で働くわけでもないですから、自由は損なわれないと思います。

ただ実際問題として、社会の仕組みや労働組合事情に明るくない新卒採用者の場合、
特に高卒者などに対してこの方式が真に妥当かどうか、ここは議論の余地がありそうですね。。。

Answer 2

ま〜そういう自由が奪われているということもいえるかもしれません。
しかし労働者には仕事を選ぶ自由もあるわけです。
ユニオンショップ制は入社するときにわかるはずですのでそのときに入社するかしないか決める自由はあります。
またどうしてもあなたの考え方に合わない組合なら社外に個人加盟可能な地域労働組合（ユニオン）というものがあります。
そちらであなたの考えに合うところに加盟すればユニオンショップ制を引いていても会社の組合に加盟しなくても良い場合もあります。
また自由とはわがままとは違います。
こういうことに限らず社会でいきていく限り決まりごとというのはあります。
自由というのはその上に成り立つものです。
ある人が言っていますが自由というのは両手を広げて回してみて誰にもぶつからなかったらそれが個人の自由の範囲であると...。