解決済み
平成16年3月に派遣労働法が改正されましたが、派遣労働は 労使間 どちらに優位に働平成16年3月に 派遣労働法が改正されましたが、 派遣労働は 労使間 どちらに優位に 働くために、作られた法律なのでしょうか? できれば、法律が作られた背景も知りたいです。
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労働者派遣法が制定された社会的背景は次のようなものであると考えられます。 ・ 会社業務の多様化による就業状態の多様化 ・ 労働者の就業意識の変化 ・ 派遣労働者の雇用の安定や就業条件の整備 という訳で、派遣法の目的条文などを今更持ち出すまでもなく、この法律が本来労働者のために作られたものであることに疑いの余地はありません。 ただ質問者様の趣旨もよく理解できます。 法改正により派遣可能業務が次々と拡大されたため、企業側は正社員を採用する代わりにコストの安い派遣労働者で間に合わせようとしました。その結果、低収入労働者の増加ひいては労働者間格差の拡大に繋がったのではないか、この法律は必ずしも派遣労働者のためになっていないのではないか、との批判が寄せられているのはご承知のとおりです。 このような事態を招いたのは、確かに今となっては法律の設計が甘かったと言い得る部分もあるのかも知れませんが、やはり最大の要因としては、使用者側がこの法律を逆手に取って小賢しく立ち回ったこと、これに尽きるのではないかと考えます。 このような事態は、本来公平かつ平等な理想社会を目指して導入された社会主義が、人間の狡さや怠惰により崩壊に至ったのとまさに相通ずるものがあります。 法律の廃止が現時点で考え難い以上、今後とも締めるべき所を締めた適切な法改正の継続を願うほかないと考えます。
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