転職サイトで、20代、30代、活躍中、と書いてある会社は、若手の社員しかおらず、中堅、ベテランの40代、50代の社員が少…

Question

転職サイトで、20代、30代、活躍中、と書いてある会社は、若手の社員しかおらず、中堅、ベテランの40代、50代の社員が少ない会社と考えていいのでしょうか。 20代 30代 活躍中と書いてある会社は、長くは勤められない会社と考えていいんでしょうか。

Answer 1

若手の社員しかいないってことじゃなく、採用対象は20代、30代ってことを暗示しているんです。

原則、採用時に年齢で差別しちゃいけないことになっています。しかし、不採用にする理由なんていくらでも考えられますから、実は20代の人しか採用しないって場合でも、年齢不問にしておいて適当な理由で40代や50代を不採用すれば厚生労働省対策になります。違法行為なんだけど、それを指摘したって証明することなんかできません。

40代、50代の就職先って少ないのでみんな苦労しますが、最も困るのは年齢差別をしている企業がそのことを隠して募集することなんです。業界研究して、履歴書送って、更に面接の時間をとるのですから、そもそも40代、50代を採用する気のない企業なら応募なんかしたくないってのが本音ですね。

そこで隠語として「20代、30代、活躍中」ってな表現を求人側がしてくれるんです。そうすれば40代、50代は応募しないようにすることができますから。勿論、本来なら年齢差別なんかする必要がないのに若手限定採用にしている企業のモラルの低さは問題ですが、それでも採用する気がないところで時間と金を無駄にしたくないって40代、50代の本音部分には答えているシステムなんですね。

厚生労働省の役人がもう少し頭が良ければ、採用時の年齢差別を禁止するなんて違反を検証できないような法律を作るのではなく、社員の年齢分布に偏りがある企業は法人税を高くするとかの制度を作るんでしょうけど、厚生労働省って役所の中でもレベルが低いほうですからね。残念ですが法律や制度を実態に合わせて改革することなんてできないだろうと思います。