解決済み
外国の警備員について、 外国のデパート?の警備員が強盗と4対4くらいでボッコボコにやりあってる動画や、1対1で犯人に半端じゃなくパンチ・キックを浴びせている動画や、また、ロシアのクラブのセキュリティが悪い客をしばいている動画などを見ましたが、外国の警備員の人は格闘技経験者や屈強な人や、腕っぷしの強いファイターみたいな人でないと採用されないのでしょうか? どう見ても素人には見えませんでした。 日本で警備員が犯人と格闘なんてあり得ないと思うのでびっくりしました。 それとも日本でも知らないところでそのようなこともあるのでしょうか? 国の社会情勢や治安により変化するのでしょうか?
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警備会社ボディーガードです。 私もその動画は拝見しました(笑) 映像のセキュリティ、犯人共に格闘技経験者ですね。 御質問にお答えする前に、日本の警備業について説明します。 警備員と一口に言っても、警備業法という法律により以下、4つのカテゴリーに分類されます。 警備業法第2条 1号、施設警備(デパート、学校、ホームセキュリティー、万引きGメン、クラブ等) 2号、交通、雑踏警備(街でよく見かける誘導員です) 3号、貴重品輸送警備(いわゆる現金輸送車に乗り、二人一組で警戒棒を持っている警備員です。) 4号、身辺警護(ボディーガード、精神疾患者移送警護、ココセ○ム等) 1号の警備員を行う場合、法律義務である新任研修及び業務別研修を経て可能になります。 2号を行うなら2号研修を、3号を行うなら3号研修を、新たに受けないと出来ません。 以上、こちらを基に日本の警備員についてお答えします 質問1、外国警備会社警備員採用基準について 基本的に警備業(ビジネスとして行うもの)は他の業種と同じで、需要と供給の原則によって成り立ちます。 よって諸外国、日本共に専門性が必要である場合や、治安の悪い警備において軍隊、警察経験や武道、格闘技経験者を警備員に求める事は当然あります。 逆に全く必要ない場合もあります。(日本の警備会社の場合、ほとんどです) 質問2、日本の警備員が犯人と格闘し、制圧逮捕したかについて 犯人をボコボコにするのはダメです(笑) 制圧逮捕は場所によりきりです。 YouTubeに警備員vsキン○ョール男で検索すると見れます(笑) 基本、犯人が複数又は武器を持って襲いかかってきた場合を除き、打撃技及び警戒棒は使えません。 犯人を制圧逮捕する場合、傷付けずに間接技等で取り押さえます。 ちなみに、私は何回も経験があります。 しかし、基本的に4号を除き例外もありますが、日本の警備会社は警察機関等に通報する事が義務であり、犯人制圧までは警備員個人の任意です。 その為、警備会社では犯人と遭遇した時は逃げるように指導しているところがほとんどです。 しかし、先程も書きました通りボディーガード(犯人制圧より、警護対象者離脱が優先)やクラブセキュリティー等、犯人から逃げ出しては仕事にならない場合があります。 こういった警備を行う警備員には、当然武道、格闘技有段者である事が必要ですし、募集条件であるところがほとんどです。 私個人的には、警備員は護身格闘術は出来て当たり前であり、パソコンと同じビジネスツールと考えております。 余談ですが、制圧が多い現場はクラブ、バー、個人警護が特に多いです。 デパート、銀行、競馬場、ホームセキュリティー、現金輸送でも話は聞いております。 ちなみに制服を着ている人間だけが警備員とは限りません。 スーツや私服でも警備を行う事ができます。 日本の警備員は社会の底辺産業とネットで罵られ、確かに頼りない警備員もおります。しかし、中には本物もたくさんいらっしゃるので見損なわないで下さい(笑) 参考になれば幸いです。
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