解決済み
個人が個人に伝えると言う構造は同じですが、合法と違法であることが異なります。 ねずみ講が違法である理由は、仕組み上、必ず被害者が出るからです。 ねずみ講はお金の流れをみると、回収したお金の再分配を行っています。お金の再分配だと考えると、宝くじもそうですが、宝くじはある確立で平等に再分配されるので合法ですし、娯楽にもなっています。ねずみ講の場合は、情報伝達を逆流する方向にしかお金が再分配されないので、後発で参加した人ばかり、お金を収集されることになります。 また、新たに参加する人が増え続けなければ、収入は続きません。最初に仕掛ける人達とは別に、お金を回収されるばかりで、キャッシュバックがない人が増えてくると、被害者が出ます。この時に社会的問題になります。 ネットワークビジネスは、必ず商品が介在します。商品の良さを伝えて、伝えた人が実際に商品を購入した場合のみ、広告費として収入が得られます。単に新聞チラシ、テレビCMの様に最初に広告費を使用して、実際に購入されるか不確定な部分があるので、広告費の点のみ考えるとネットワークビジネスの方が効率がいい場合があります。また、会社の無駄な広告費が抑えられる分、製品原価、製造費にコストをかけることが可能になり、原価率を2~3割程度を実現している会社もあります。商品の愛用者が増える事で安定した収入が得られる可能性があります。伝えた人への宣伝費も安くしろと言う意見もありますが、そこまで減らすとCM自体がなくなります。原価率5割を越す様な商品でも、消費者が存在を知らなければ売れません。 逆に、100円のボールペンを1万円など、勝手に付加価値を付けて流通される「悪徳マルチ商法」と言われるものも出ています。これはほぼねずみ講と同じで、愛用者が購入し続ける事は出来ず、被害者となってしまいます。ただし、こう言った仕組みがあっても、当然長続きせず、すぐに仕組み自体が崩壊しますし、違法行為と見なされ警察が介入する場合もあります。 ネットワークビジネスが良い商品を提供するという社会貢献を目指しています。しかし、その仕組みに似た方法で人を騙す仕組みも表れます。 まずは、その会社の理念、製品コンセプト、また、伝えている人達をしっかり見極めることが必要です。
なるほど:2
すごく簡単に説明すると、 ネズミ講=商品が存在しない(違法) ネットワークビジネス=商品が存在する(合法) ※ネズミ講は金品の配当が目的で、ネットワークビジネスは物品の販売が目的です。要は目的が違うだけで中身は同じです。 まぁ細かく言えばネットワークビジネスは自分を入れて5世代までの売上からしか報酬を受け取れないとかでネズミ講(無限連鎖講)とは違いますが、実際はネットワークビジネスという名前からもわかるように「ビジネス」として紹介される場合が多く、勧誘時の説明も商品の良さを伝えるよりもビジネスプラン(報酬)のことばかりを説明していて、金品の配当が目的と化しています。 とりあえずは合法(脱法)か違法の違いしかないので関わらない方がいいですね。 ちなみにネットワークビジネス・MLM・マルチ商法は名称が違うだけで全ておなじです。
補足的になりますが、 ネットワークビジネスもねずみ講も、専門用語ではなく、ある意味俗語ですので、厳密に定義されているわけではありません。 場合により、(存在自体は違法でない)ネットワークビジネスと(存在自体が違法な)ねずみ講を明確に分けて記載している事がありますし、ネットワークビジネスであっても、(法律の要件を満たした場合等に)ねずみ講に当たると記載されていることもあります。 法律で見ても、国により(規制を行う為の)法体系が異なることもあり、(違法な)ねずみ講に該当する範囲は国により異なります。 #日本では法律上「無限連鎖講」の名前で禁止されています。 日本では、例えば、(代表的なネットワークビジネスである)アムウェイは日本国内では「無限連鎖講」に該当するかどうか問題とはならなかったようですが、アメリカでは(違法である)pyramid scheme(ねずみ講)に該当するか否か審判が行われ、その結果は、アメリカで(違法な)pyramid schemeに該当するかどうか判別する重要な指針の1つとなっています。 #批判はあるようですが、アムウェイはpyramid schemeでは無いとの結論です。 In re Amway Corp. - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/In_re_Amway_Corp. 米国FTCのサイトより Multilevel Marketing | BCP Business Center http://business.ftc.gov/documents/inv08-bottom-line-about-multi-level-marketing-plans Multilevel Marketing(ネットワークビジネス)に対し、(存在自体は)合法なMultilevel Marketingと、(存在自体が違法な)pyramid scheme(ねずみ講)との見分け方を書いています。 #それだけ、境界が曖昧ということです。 (ネットワークビジネスである)skybizの事例は、日本では「無限連鎖講」の認定は難しいと思いますが、アメリカではねずみ講として摘発されました。 スカイビズ社と契約していた方へ(発表情報)_国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/news/skybiz.html #もっとも、ネットワークビジネスを規制する「特定商取引に関する法律」に #違反する恐れは高いようですが。 日弁連は、ネットワークビジネスの規制強化を求める意見書を出しましたが、その中で「無限連鎖講」の適用範囲を広めるように求めています。 日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:連鎖販売取引に関する法規制の強化を求める意見書 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2012/120413_5.html >6 ピラミッド型連鎖販売組織の全面的禁止の検討 >様々な組織形態で存在する連鎖販売取引のうち、先順位者が順次後順位者の出えんする金品から利益を受けることを内容とすることでピラミッド式に加入者を増加させる組織(以下「ピラミッド型連鎖販売組織」という。)については、射幸性や破綻必至性が特に強いことや、過去の裁判例においても無限連鎖講に該当するものと認定された事例が存在することから、特定商取引法の改正又は無限連鎖講の防止に関する法律(以下「無限連鎖講防止法」という。)の規定の明確化によって、当該組織の開設、運営、加入、加入することの勧誘及びこれらの行為を助長する行為を全面的に禁止することを検討すべきである。 俗語という意味では、ネットワークビジネスに対し、「ねずみ講」と呼ぶこともあります。 Multilevel marketing or 'pyramid?' Sales people find it hard to earn much - USATODAY.com http://usatoday30.usatoday.com/money/industries/retail/2011-02-07-multilevelmarketing03_CV_N.htm #昨年の全米紙USATODAYの記事です。 'pyramid?'は文脈上、「ねずみ講?」のようなニュアンスでしょう。 #訳するとすれば、「ねずみ講的?販売」でしょうか?
異なるものです。 ネットワークビジネスはサービスや商品の組織外への再販売を行うもので、その販売者の組織をつくるものです。一方ねずみ講は組織の加入者を次々勧誘する事を目的としたものです。商品やサービスのあるなしは関係ありません。 このことは各国の行政機関の説明や判例でも示されています。 ネットワークビジネスと名乗ったからと言って、会社もしくは従事者の勧誘実態がねずみ講であれば、それはねずみ講として扱われるということです。 例えばネットワークビジネスの人の言う「ネットワークビジネスの本場アメリカ」の公的機関もそう述べている事は、私の知恵ノートにも書いてますのでよろしければご覧下さい。 ↓は日本の各地の消費者センターの説明の例として http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub7/seikatu/ho_s7_05022301.htm http://www.shouhiseikatsu.pref.fukuoka.lg.jp/seikatsu_info/jirei/2007/j20070200_12.html なにも規制が無ければ、マルチ商法も破綻確実なねずみ講と同じになってしまう可能性が高い(過去に実例があります)ので、それを防ぐために「特商法」で規制されています。 こういう回答をすると、「人次第」とか意味不明の反論をする人がいますが、各国の司法当局を超える知見をもった神様かなにかかもしれません。
なるほど:1
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