解決済み
給与計算と社会保険労務士事務所について。最近社会保険労務士事務所というものを知りました。 今の職場は本社で総務が2人なのですが直営店いくつかあってアルバイト従業員などがいます。本社と店舗の従業員の給与を二人で計算しているのかと思っていたのですが、もしかして社会保険労務士事務所に委託している可能性はありますか? 前の職場も総務が一人しかいないのにこれだけの社員の給与を計算しているのかぁと思ってたけど今思えば社労士事務所に委託してたのかなぁと思うのですがどうなのでしょう 1人で30~50名くらいの給与を計算するのって大変ですか?出来る範囲ですか?
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社労士です。経験に基づいてお話を。(長文ご容赦ください。) 委託の可能性、無いわけじゃないですが、個人的には委託しないで十分かと思います。 なぜか? まず、給与計算に向けて一番手数が掛かるのって勤怠の集計なんですけど、 その集計作業って、本質的には外部委託先は手をつけられない分野なんですよ。 中にはイイカゲンにやっちゃう人や会社もあるとは思いますが。 例えばある人のタイムカードのある日に出勤打刻漏れがある。これって何時に出社したんでしょうか? あるいは同じように早退のような時刻に打刻がある。これは早退による控除対象?あるいは直帰のための事前打刻? これ全部ひとっつひとっつ確認しないと駄目なんですけど、「先月の頭の○曜日の朝の打刻漏れの件」とか言われたってほとんどの人覚えてないですしね。 そうするとリーダー的な人が本人と話して何時に打刻した扱いにするとか個別決裁が必要なんで、いずれにしたって外部委託先が勝手に話を進められないわけです。 で、結局は、せめて週単位程度でその店舗なり部署なりの上長たるもの部下の勤務実態把握しておかないと駄目ですよ、その把握のためにも小まめに集計しましょうね、賃金締切日にはその各週データをドッキングしたものを総務がチェックして賃金計算をしましょうね、ということになってくるわけです。 で、各店舗にリーダーなりがいて、勤怠管理の集計作業を一定程度行っていれば、それこそ総務で50人くらいの計算はわけないです。 平成15年頃の話ですが、当時社労士になる前ですけど、私はある会社で最大700名~800名の給与計算を一人でやってましたんで。 あくまで各部署から決済済みのデータが集まってくればその程度のことは可能です。 一方で逆に勤怠の集計作業まで社労士に委託しようとするなら、そうですね、私だったら相当な金額を貰わないとやらないですから、他の社労士だって、結構お高い金額提示になると思うんですよね。 だとすると外部委託は躊躇しちゃうんじゃないでしょうか。 ちなみに私が考えるところでは、 ・社保の月変・算定などの一括管理が楽で保険料率の変更などにも気を使わないで済む ・小規模事業所で社長自らが給与計算作業をしている場合に肩の荷が下りる といったあたりが依頼の動機になりうるメリットじゃないかと思っています。 ほんとは「もっと大局的見地からアドバイスを貰いたいから1年位面倒見てチェックしてくれ!」とか言われれば俄然気合が入るんですが、まああんまりないですね、そういうのは。 以上、あくまで私見ではありますが回答申し上げます。
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