ヘリコプター（回転翼機）のパイロットになるにはどうすればいいんでしょか？

Question

ヘリコプター（回転翼機）のパイロットになるにはどうすればいいんでしょか？現在、高校一年生の男です。（１６歳）

自衛隊に就職というのが一般的かもしれませんが、希望としてはマスコミ関連や、警察の航空部隊などを考えています。
そういった場合、国内orアメリカorオーストラリアでの免許の取得が必要である、というのは本当でしょうか？

ちなみに、自分は母子家庭であるため、そんなにたくさんのお金は出せません。（大学資金の８００万まで）
それと、目が裸眼0.2くらいです。これって確かギリギリでしたよね？
後、昔から親の仲が悪かったので、将来は結婚して、家庭を持ちたいと思っています。
その場合、生命保険もかけられないくらいですから、相当危険な職業であると考えた方がいいのでしょうか？

バラバラなので、質問をまとめます。（追加もしときます）
答えられる範囲で結構です。

1.免許を取るための、費用・方法・期間を教えてください。また、大学を出る必要がありますか？（有利ですか？）
2.視力 裸眼0.2 矯正視力1.0 の規定はすべての航空パイロットに適用されますか？
あと、航空自衛隊のパイロットの方に聞いたのですが、若いうちにレーシックを受けておけば、バレやしない、というのはアリでしょうか？
3.危険な仕事というのはある程度承知していますが、どの程度なんでしょうか？
4.リストラの危険性はありますか？
5.年収を教えてください！

不利になる点としては、自分は喘息持ちで、現在治療中です。
後、歯科矯正を今やってます。

Answer 1

まず金銭的にはご自分で事業用操縦士まで取得するには不足です。
国内、海外を併用しても１０００～１５００万円というのが平均的な費用と思います。
高卒後、アルバイトをしながら飛行訓練を受けるっていう方法もありますが、大変でしょう。
金銭的には、自衛隊の航空学生が一番お薦めです。
給料をもらいながら資格が取得できます。
ただ、規律とか私生活の面では制約が多いので、それを受け入れられる人でなければ務まりません。
「自衛隊航空学生」のページを参照ください。
自衛隊で経験を積んでから民間や警察、消防のパイロットとして転出することは可能です。
大学卒の資格は、操縦士資格には関係ありません。ただ、航空大学校受験には必要ですが、今回はヘリに限定されているので割愛します。
次に危険度ですが、高い高度を飛行するエアラインやジェットファイターに比べると、低高度を飛行するので障害物や気象条件でどうしても危険度は高くなるかなと思います。
ただ、これも基本に忠実に安全に飛べば問題ないはずで、自分の技術を過信したり、無理をするために事故になるのです。
結局、空を飛ぶことだけを取れば、どんな機種も大差ない危険度と言えます。
また、リストラですが・・・どんな分野で働くかによっても違いますが、公務員パイロット以外は会社員ですからその可能性はゼロではないと思います。
ただ、純粋な技術職なので、他の会社でもすぐにやっていける人が多いのもこの職種です。
次に年収ですが、これも職場によって違います。確かに一頃のエアラインのように２５００万円なんていうのはありませんし、だいたい８００～多くて１５００万ぐらいかな？と思います。（ただ１５００万は自主申告で聞いた最高額です）
最後に、視力の件ですが、自衛隊航空学生を例に取ると、両眼とも遠距離裸眼視力が０．２以上で矯正視力が１．０以上、中距離裸眼視力又は矯正視力が０．２以上、近距離裸眼視力又は矯正視力が１．０以上で、近視矯正手術（オルソケラトロジーを含む。）を受けていないこと。
矯正視力で受検する方は遠距離視力、中距離視力及び近距離視力を同一の矯正眼鏡（遠近両用不可）で測定しますので、矯正眼鏡を必ず持参してください（コンタクトレンズ不可）。
などとあります。ただ、レーシックは施術した時点でアウトです。（専門医は判別できますので安易に受けないことです。）
歯科矯正は、採用時、発音に問題がなければ大丈夫と思いますが、受験時に確認してください。
あと、自費で資格を取っても必ず就職できるとは限りません。今は業界の世代交代期で需要が多くなっていますが、今後も続くとは限りませんので「賭け」の部分もあります。
自費で訓練を開始したけど、費用が続かなくて途中で止めたっていう例もあります。
参考になれば幸いです。頑張ってください。