解決済み
経理または管理部門についてお伺いします。経理または管理部門でのめんどくさい業務及び苦手とする業務はなんですか? また、経理を雇うとしたらどんなキャリアをもった人材を雇いますか?
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経理がめんどくさいかそうでないかは、業務がどれだけ定型化されてるかで決まります。 言い換えれば、現金、預金、売掛金、固定資産、買掛金など貸借対照表の各科目について、きちんと管理台帳が(専用システムでもエクセルでも紙のノートでも)付けられていて、それと会計上の残高が常に一致させることができていれば、あとは淡々と作業を進めていくだけです。 それがうまくいかなくなるのは、 ・処理量が多すぎて追いつかなくなる ・想定外のことが出てきて追いつかなくなる ためです。 そうなってくると、月次はとりあえず発生したものを最低限処理しつつ、決算時にちゃんとつじつまを合わせるために無理をして頑張る、というような感じになってきます。 たとえば、大企業で大変だったのは、売掛金の入金消しこみでした。 比較的規模の大きい会社だと、得意先1件ごとに支払先銀行口座を分けることができる銀行のサービスを使ってますが、それでも当社の各営業部門からバラバラに請求書が発送されてると、先方の処理漏れや勘違いで振込まれた金額が売掛残と合わないことも多々あります。 すると相手の経理に電話して「これどこの分ですか?」って確認しないといけない。 これを経理がやるんじゃなく営業部門内に債権管理担当を置いてる会社も多いと思います。 買掛や未払債務の支払をする側の立場としても同じように、各部門がバラバラに取引先から購買している場合は請求書が何枚も来て合計金額を支払っているので、その内訳がよくわからないからどの請求分か教えてほしいって先方の経理から電話が来ることがあります。 月末に800件くらい支払いをしていた時は、月初の1日2日はその対応で終始してました。 経理で必要とされるのは大企業と中小企業で異なります。 簿記2級くらいの知識と、他にある程度の実務経験は必須に近いです。 (簿記や会計学の知識があってもそれだけでゼロの状態から実務はまかせられないので) あと会計事務所に決算から申告までまかせているであろう零細は除いて ・エクセルに精通している人(経理が複数いる会社だと1人くらいはマクロを組んで仕事をする人がいます) ・会計事務所からの転職組で、申告書を作れる人(経理の全員である必要はないけど、自社で申告書を書くなら最低1人は必要) ・簿記1級を持ってて(でも足りないが)、決算短信や有価証券報告書の知識がある人 なんかは経理の募集でよく出てくるスキルです。
毎月、または定期的に発生して、処理手順が明確なもの(たとえそれがいかに膨大で複雑でも)、つまりルーティン処理と言われるものは、効率化をどこまで進められるかという問題があるだけで、さほどの問題はありません。 むしろ全く突発的に、しかもたった一回だけの事案で、過去のお手本もなく、どのように処理するのがベストなのか不明のものは『面倒』ですね。 海外の子会社で、日本では起こり得ないようなトラブルが発生した、などといったケースがあてはまります。 経理の人を中途採用するとしたら、まずその人の前勤務先の分野が、自社の事業分野に関連するか、あるいは補完するかを考慮します。
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