まず、両方ともに、大学ではないだけでなく教育機関でさえありません。あくまで職業能力開発機関=職業訓練機関です。 文部科学省が管轄する学校教育法に基づいて設置された学校ではなく、職業能力開発促進法という法律に基づいて設置され厚生労働省が管轄する学校ですね。 学校教育法に基づく学校ではないので、「大学」と名乗ることが出来ません。他の法律に則り他の省庁が管轄していることから「大学校」という名前が付いており、こういう学校のことを「省庁大学校」と言います。 似たような例では、「気象大学校」、「防衛大学校」、「国立看護大学校」、「海上保安大学校」などがあります。 さて、職業能力開発大学校と職業能力開発総合大学校の違いは、以下の通りです。 <職業能力開発大学校> ①専門課程2年間+応用課程2年間の4年間修業期間 ②大学卒の学歴にはならず、「学士」の学位も取得できない(初任給や就活応募資格としては大卒と同等に扱われることが多い) ③知識と実技・技術を兼ね備えた高度実践技術者を育成し産業界に送り込むのがねらい ④入校料:169,200円 年額授業料:390,000円(24年度) <職業能力開発総合大学校> ①総合課程4年間の修業期間。グレードとしては、応用課程のワンランク上 ②卒業後、大学評価・学位授与機構に申請することにより「学士」の学位が授与され、大卒の学歴となる ③従来は、職業訓練校における指導員を養成するための学校だったが、24年4月より機構改革され一般企業等に就職する高度実践技術者を養成する学校となった(ただし、職業訓練指導員養成課程も併設) ④入校料:282,000円 年間授業料:535,800円(24年度) 要するに、現状ではほぼ同じような学校ですが、総合大学校の方がワングレード上位の学校で学費も高めというところです。 どちらがいいかは、敢えてコメントしません。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
文部科学省(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る