指令室で勤務しています。 仕事の内容は他の方の書き込みを見てもらうとして,指令室には署と違った特殊性があります。 まず,管内全体の地水利を把握する必要があること。 一般に署では,管轄区域と隣接区域ぐらい(出動範囲)ぐらいを把握しますが,指令室の勤務員は管内全体を把握しなければなりません。 例えば「国道○○号線の××というレストランとコンビニが並んでいるところ」と言われて,その場がイメージできないといけません。 今は発信地表示システム(位置通知システム)で,ある程度の場所が確認できますし,指令システムで地図上の確認もできるのですが,それでも「ある程度」でしかないので,現場にいなくても現場周辺がイメージできないといけないのです。 本部内の車両を全て把握しなければならない。 消防署には消防車(ポンプ車,はしご車など),救助工作車などの特殊車,救急車などがありますが,それ以外の車両(広報車,査察車,人員搬送用車両,トラック,非常用消防車など)についても,どこの署所に何が配置されているか,無線のコールサインは何かを把握しておく必要があります。 「消防車以外も?」と思うかも知れませんが,大規模災害の場合は消防車以外の車を使って人員や器材を運びます。その時に,「どこの署が運用するのか?」とか「今,使えるのか?」などを考えなければならないのです。 ついでに,車載装備品の事も知っている必要があります。 耐火建物の火災で排煙装置が必要な場合,どの隊が持っているかとか,救助事故の場合に「この装備はこの隊にしかない」といった特殊装備の配置も知っておかなければならないのです。 全ての出動計画を知っていなければならない 消防本部の規模などによって差があるのですが,消防には色々な出動計画があります。 建物火災計画,救助出動計画,高速道路防御計画,応援出動計画,緊急消防援助隊派遣計画… どの計画の第一次ではどれだけの隊,第二次ではどれだけの隊…といったことを知っていないといけないのです。 といったことで,現場の隊とは違う知識が必要になりますし,その知識を使えるだけの経験も必要になります。 特別な資格は必要ありません。ウチの本部では,指令員には第二級陸上特殊無線技士の資格を取らせていますし,私は個人的に航空特殊無線技士と第一級陸上特殊無線技士を取りました。
一言で言うと、各消防署や部隊に無線で指令を出したり、情報を提供する仕事です。 余談ですが、試験と称して朝6時に一斉呼び出しをかけ、仮眠中の職員たちを起こすというようなこともやっています。 資格はいりませんが、部隊運用に携わることから、ある程度の実務経験を要求されます。 指令室では一人一台の端末が割り振られますが、 完璧に使いこなせるようになるのに一年かかるといわれ、 さらに消防の無線は独特のテンプレートに従った喋り方をするため、 ベテランに言わせると指令を聞くだけでその職員が指令室に配属されてどのくらいか分かるそうです。 なかなか胃の痛い仕事のようですね。
司令室は、119番通報を受け、消防自動車や救急車を出動させる役割を担ってます。 消防吏員には変わりないので、人事異動があれば火消しもするでしょうが、司令室勤務者は、災害現場には出動しません。 消防=火を消すというのではなく、色んな業務がありますよ。 補足について 東京消防庁では、特に資格はないと思います。ただ消防学校卒業と同時には配置されません。 通報が国際化してるので、英語中国語韓国語はもとより、外国語に長けているほうが、勤務希望が叶うと思います。
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