弁理士の仕事内容について教えて下さい。

Question

弁理士の仕事内容について教えて下さい。資格の件、アドバイス有難うございます。
2年から3年にかけて、弁理士の資格をとったとして、
未経験からの仕事内容ややりがい、年収、将来性等、
分かる範囲で教えて下さい。

宜しくお願い致します。

Answer 1

一言で説明すると、特許庁への手続きの代理です。主に、願書と添付書類の作成、中間手続書類の作成です。
代理業務の他には、鑑定等のコンサルティングです。

ところで、「2年から3年にかけて、弁理士の資格をとったとして」ですが、ご自分でどの様な事を書いているか、自覚ありますか？

お持ちの資格と比較するとイメージつかめるかと思いますが、一般的には

http://2chreport.net/hen_9.htm

こんな感じで、合格するには宅建の約15倍の勉強時間が必要とされています。
つまり、「2ヶ月から3ヶ月かけて、宅建の資格をとったとして」ニュアンス的には、こんな感じです。

現役弁理士からの忠告ですが、失う時間がとても多い試験です。
甘い期待で受験を始めて、意地で受験を続けて、大切なモノを失った、そんな元受験生の話は珍しくありません。
もし弁理士を目指すのであれば、5000時間(2～3年計画であれば週40～50時間程度)の勉強時間が確保できるかどうか、もう一度よく計画してからチャレンジされる事をお勧めします。

2012/4/2 18:30追加
mpomatsuoさんの回答は、傾向としては誤りはないものの、事実に基づかない誇張があります。
まず合格までの期間ですが、特許庁の統計によれば、平成23年度の合格者の平均受験回数は4.18回です。
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/benrisitoukei23/saisyu_goukakusya23.pdf
年1回の試験ですから、4～5年というのが正しい情報です。
将来性についても、単に高収入が望めないというだけで、普通に雇われ弁理士であれば一般的サラリーマン技術者と同じ収入、その位の感覚です。

将来性が無いというよりは、特許の仕事をする上で持ってて当然の資格になった、そんなイメージでいて良いと思います。

Answer 2

近年は資格崩壊が起こり、弁理士合格まで2、3年が一般的です。司法試験と同様、この資格もずいぶん易しくなりました。毎年７００－８００人が合格します。仕事の内容については、maki_yasu_83さんが網羅して記載されていますので、それを参考にされたらよいと思います。やりがいは、人によって区々だと思います。大多数の弁理士はサラリーマン（勤務弁理士）であり、一般のサラリーマン同様、やりがいを持って仕事している人もいれば、そうでない人もいます。年収も人それぞれです。でも勤務弁理士だと年収にそれほど差はないと思います。今は弁理士勤務２－３年後でも１０００万すらもらっていない方も多いのではないでしょうか。一方、開業弁理士の場合は、運とやり方次第で、年収３０００万も夢ではありません（でした、と言うべきかも？）。（開業当初は経理、営業等を自分一人でやらねばならず何かと大変ですが。）しかし、将来性については、疑問を感じます。毎年７０－８０名しか合格しなかった頃は、日本に於ける弁理士総数が１万人を超えることは絶対に無いと思っていましたが、まもなくこの大台をなんなくクリアする勢いです。その結果、仕事の需給バランスが崩れ、企業から弁理士に支払われる弁理士報酬額に相当な値崩れが起こっています。特許事務所間の熾烈な値引き競争によるものです。所謂、自業自得というやつです。勤務弁理士も開業弁理士も過当競争に喘いでいます。当分は、今の弁理士制度が大きく変わる（好転する）とは思えません。それゆえ、残念ながら、この資格に将来性はあまり期待できないと思います。昔は、これほど旨みのある資格は他に無いと思っていたのですが、今や、将来に希望を懐いておられる若い方に胸を張ってお薦めできる資格ではなくなりました。暗い話ばかりをしてしまいましたが、事実です。ご容赦ください。

Answer 3

難易度は高いですが、いろんなことができます。
発明者（企業の開発者）から発明のヒアリング、特許申請、権利化。
他社権利調査、鑑定。
競合特許の無効資料調査。
ライセンスなどの要否判定。
海外特許出願、権利化。
特許訴訟コンサル、
などなど。

頑張って下さい