断る必要はありません。 この場合問題になるのは独立性ではなく客観性です。 客観性とはIIA基準によれば 「客観性とは内部監査人の公正不偏な精神的態度であり、客観性により内部監査人は自己の業務 の成果を真に確信し、かつ品質を害さない方法で、個々の業務を遂行することが可能となる。客観性は内部監査人に対して、監査上の諸問題に関する判断を他人に委ねないことを求めている。客観性への脅威は、個々の監査人、個々の業務、内部監査部門および組織体全体の、それぞれのレベルで管理されなければならない。」 とされています。 また、業務遂行にあたって実際に客観性を侵害する 利害関係が発生しなくても、外観として(他人から見て) 客観性を損ねると思われることは慎まなければなりません。 A部署の人とは食事に行くが、B部署の人とは行かない、 といったことがあれば、B部署の人は「内部監査はA部署には 手心を加えているかもしれない」と思うかも知れず、それは 外観として客観性が損なわれた状態といえます。 どんなときでも必ず割り勘、必ず上司に報告する、特定の 部署の人とだけ親しくならない、いま監査対象となっている 部署の人とは監査報告が完了するまで飲みに行かない、 といった注意は必要です。 たとえば往査で出張したとき、相手先が気を遣ってくれて夕食 のセットをしてくれることがあります。その場合、相手先の経費 (たとえば営業所長の交際費)で飲食するのは最悪です。 そういったことではなく、日常の同僚との付き合いであれば先の 注意事項程度のことをわきまえて、自然体でいればいいと思い ます。
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