パワーハラスメントは何をもってパワーハラスメントと言われるのでしょうか？

Question

パワーハラスメントは何をもってパワーハラスメントと言われるのでしょうか？

補足

回答ありがとうございます。
では本人が傷つくかどうかは問題ではなく、社会通念上適当でない場合と言うことでしょうか？
（セクハラの場合、本人がセクハラであると訴えた場合はセクハラになると言うようなことを聞いたことがあります。）

Answer 1

パワーハラスメントは、地位や権力を利用したいやがらせ
パワーハラスメント（パワハラ）は、セクハラと異なり、法律上の定義があるわけではないが、一般的に、地位や権力等を利用したいやがらせのことをいう。「職権などのパワーを背景にして、本来業務の適正な範囲を超えて、継続的に人格や尊厳を侵害する言動を行い、就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与えること」を指す。
パワーハラスメントも、セクハラと同じように、個人の尊厳を傷つけるものとして、許されないことである。具体的には、必要以上に感情的に注意をしたり、絶対にこなすことのできないノルマを課したり、サービス残業を強要したりする場合がパワハラに該当する。
もっとも、部下に対する適切な指導なのか、それとも本来業務の適正な範囲を超えるものとしてパワーハラスメントに該当するのか、その判断は容易ではない。結局は、社会通念に従い、常識的な範囲を逸脱しているかどうかで判断せざるをえないが、すでにパワハラについても企業責任を認める判例がでているので、セクハラと同じように注意することが必要である。

追伸 主観は大切ですが、やはり常識を逸脱しているケースでないとなかなか難しいようです。
セクハラは厚労省から指針がでているのに対して、パワハラは明確な指針もありませんでした（最近ようやく指針ができました）
民事裁判の判例も、かなりひどいと思われるケースでないと勝訴できないようです。
セクハラも一方の申し立てだけで成立するものではないですよ。２人きりの場合も多いですから。