「The Last Samurai」はとてもいいですよ。武道、武士道を中心に、侍の生きざまと深く関わる日本の文化、生活、精神性が美しく描かれています。 あと、伝統や精神性ならば「おくりびと」もいいと思います。日本人の「死」にたいする付き合い方を現代生活とからめながら見事に描いています。 日本の文化、伝統、精神、身体論については、映画より漫画の方が的確に表しているものが多いように、私の知る限りでは思います。 たとえば、「バガボンド」は宮本武蔵の人生を描いたもので、前半は荒くれ者の剣劇ですが、後半、さまざまな剣の達人、芸術家、職人と出あう中でとても深い思考、思想、身体論に達してゆく過程を描いているのでたいへんお勧めです。 茶道については「へうげもの」がとても良いと思います。茶道がどれほど人々の好奇心によってアバンギャルドに完成へ向かって行ったかがわかります。この過程で、精神性、芸術へたいする価値観などが深く関わっています。 日本の場合、神仏への信仰のありかたは、そのまま、自然をどう感じ、付き合っていたかに直結します。内田茂さん(お勧めは「普通のデザイン」)や原けんや(すみません漢字忘れました)といった日本を代表する現代デザイナーの著書をよむのも一つの手かと思います。 参考になればと思います。
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