解決済み
旧司法試験より明らかに、新司法試験の方が簡単だとい意見が知恵袋で時々いますが、そのひと達は、新旧の司法試験の難易度評価ができる程度の学力水準なんですか?ということは旧司法試験合格者かそれに近いレベルののひとたちということだとおもいますが、そういたひとたちが回答しているんですか?
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おそらく受験生ではなく、新旧の問題も解かれておられないのでしょうね。 見せかけの合格率だけで判断したら本質は見えてきませんからね。 事実、旧司の採点官ですら新試験の難易度は異常だと言っていますし 司法試験委員をされてた偉い方も 「今の新試験の制限時間内にこのレベルの論文を仕上げるのは 普通に考えたら不可能だ」 「受かった人は本当に尊敬する」と仰っていたのを直接お聞きしました。 地検トップの検事正の方からも直接、 「今の司法試験受験生は気の毒だ。あんなに大変な試験を受けているんだから」 とお聞きしました。 さらに現在、受験生の先輩も 「新試験は論文が難し過ぎる。旧司の時に受かっていれば良かった」 と仰っています。 確かに新試験が始まる前は簡単になるとも言われてました。 しかし実は全くそのようなことはなく国家的詐欺だとも言われてます。 科目はかなり多くなり、今までの科目ですら範囲が広がり 以前は合格後の司法修習中に習う部分まで範囲に含まれました。 また、日程的にも非常に厳しいです。 それに合格率はまやかしです。 分母が違うのに同じ土俵で合格率を比べること自体が間違いです。 確かにワールドカップ決勝戦で優勝できる確率は50%です。 しかしだからといってワールドカップで優勝することが簡単かと言えば そうではないですよね。決勝戦に行くこと自体が難しいのです。 ちなみに旧試験でも最後の口述試験の合格率は9割でしたからね。 でもそこに行くまでが大変だったのです。 つまり合格率2割と言ってもそれは決勝戦だけの数字です。 誰でも何回でも受験できた旧試験とは異なり 新試験はまず受験資格を得るだけでも非常に難しく 期間も相当かかります。 旧試験では大学卒業後に受けてましたが 新試験はさらに大学院で原則3年学び博士号を取る必要があります。 そして年々取得要件が厳しくなってます。 卒業率4割はざらで、上位校でも1割前後というとこもあり 1年から2年への進級率が2割台という場合もあります。 また新試験は3回しか受験出来ないので受験資格を得ても 必ず受かる自信がなければなかなか受けない人が多く その数は年々増加してます。 つまり決勝戦に進めても決勝戦に出場しない人が多いのです。 大学で4年、大学院までに数年、大学院で3年勉強したのに たった3回しか受験できないそのプレッシャーがどれだけ大変かは 受けてみないと分かりません。 自殺者も多く、実際に旧試験からの相当な実力者でも 1回目で落ちた時に自殺を考えたと仰ってます。 2度目で落ちたらもう後がないからです。 この様に 高卒で論文を書いたことがない人も受けていた旧試験とは異なり 新試験の受験生は全員が博士号を持ち、かつ 貴重な受験回数3回のうちの1回を使うと決めた猛者だけです。 旧試験から15年以上勉強してる人も新試験で落ちまくってます。 分母の質が全く違うのです。 よく勘違いされる方がおられますが 「法科大学院に行けば司法試験に2割の確率で合格できる」わけではありません。 「卒業し受験資格を得たら2割」でも 「願書を出したら2割」でもありません。 「もし受験できたら、大学院入学後、11年間の間に合格できる確率が2割」 というだけです。 すなわち例えば ある上位大学院の3年コース出身者の司法試験合格率が50%でも内実は 入学した100人のうち卒業した人が20人、 そのうち司法試験を受け控えしなかった人が12人、 そのうち出願した人が8人、 そのうち試験を受けた人が3人、 そのうち受かった人が1人だとしても 司法試験合格率は50%と出ることもあります。 (5年前に卒業した人が1人合格していたとしたらその人もカウントされるからです) この様に ある年の入学者100人のうち1人しか合格していなくても50%と出るのです。 次に試験内容を見ると 新試験は旧司に比べ短答で4科目、論文で2科目も増え 各7科目、8科目になりました。 時間も短答は3時間半から5時間半になりました。 範囲は膨大で特に会社法や行政法は大変です。 旧試験は5月、7月、10月に分割して試験をしていましたが 新試験ではまとめて一気に全部してしまいます。 そのため、まずは択一に受かってから下3法の論文の勉強を数ヶ月で 仕上げるという方法が取れなくなりました。 一気に全ての試験をするので試験期間は5日間に及び ホテル暮らしをする人も多いです。 また、旧試験は問題文が4文字のいわゆる1行問題など 暗記で解ける問題も多かったです。 しかし新試験は問題も非常に複雑難解で2問で18ページに及ぶ事もあります。 全部で試験時間は短答で5時間半、論文で17時間になります。 問題文は全部で100ページ以上になったりします。 そして旧試験と違い 短答は単純な合計点で合否が決まらず 各科目毎に合格基準点が設けられました。論文も同様です。 ですから一科目でも合格基準点を下回ってしまった場合は 他の科目全てが満点だったとしても合格できなくなりました。 一科目でもコケたらおしまいです。
旧司合格者です。 旧司の方が難しくなかったら、わざわざ何百万という授業料払ってローには行かないでしょう。 2~3年という時間と、その間の授業料。 その分受かりやすくなっているのが新司です。
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