コーチではないですが、二人の息子たちが長く属しているスイミングの方針に賛同しているので参考までに・・・(アメリカです。全国大会、国際大会に出場する選手やオリンピックメダリストを輩出しているチームなので、コーチたちは効果的なトレーニングをしていると思います。) ここのスイミングは5~6歳くらいから高校3年生まで全員が日本で言う育成・選手コースです。 小学校中学年くらいまでは、水泳以外のスポーツをやることを奨励しています。小学校低学年の場合、練習日は週5日ありますが、都合に合わせて週2~3回通ってくださいと言われます。男の子はサッカーや野球、アメフト。女の子はサッカー、ダンス、チアリーダー、ソフトボールなどをやっている子が多いです。 小学校中学年~中学生は、練習日は週に6日ありますが(レベルによって1回の練習の長さが違います)、小3~4はそのうち3~4日通うようにと言われています。 小学校高学年は、週5日通うようにと言われます。このあたりになると、別のスポーツや習い事の掛け持ちは難しくなってきますが、年に1回、子供トライアスロンに、水泳チームで参加し、そのための練習(ランニングや自転車も含めて)を土曜の水泳の練習の後にやったりもします。このレベルになっても、まだ別のスポーツを掛け持ちをする子供たちもいます。 うちの息子たちも小学校3年までは野球と掛け持ちしていました。その後は、楽器(ピアノ、バイオリン、ギターなど)を時期は違いますが2~3年習っていました。 また、ある6年生の女の子は、州のトップレベルの選手であるのと同時に、バイオリンで地元の子供オーケストラのコンサートマスターをやっています。 コーチたちも、子供たちが別のスポーツや習い事で活躍したりすると褒めたり一緒に喜んだりしています。 ここのスイミングの考えは、小さいうちはいろいろなことをやらせて、バランスの取れたからだ作りをすることが大きくなってからいい結果を生むというものです。実際、10歳以下のグループは高学年の選手に比べると、水泳が飛び抜けて出来る子は多くありません。小学校のうちは、とにかく正しい泳ぎ方を身につけさせることに徹底しているので、どの子もフォームがきれいです。正しい泳ぎ方を仕込んでいる間は、時間的に他のスポーツや習い事と掛け持ちしても何の問題もないのです。 たまに、小さいうちからがむしゃらに泳がせて、ジュニア選手権などで若年齢層のグループの上位に何人も送り込んでいるチームもありますが、故障や燃え尽き症候群でティーンエージャーの選手たちがぱっとしなかったり・・・ ただし、このチームも小6あたりからかなり練習がきつくなります。この年齢層から、ここの選手たちの活躍が目立ち始めます。中学校後半(日本の中3)以降は、週6日プラス朝練も加わるので、掛け持ちはほとんど無理になってきます。それでも、芸術系高校でピアノを専攻しながら、全国大会を目指している水泳選手もいます。去年卒業していった選手の一人は、スプリングボード・ダイビング選手もやっていて、競泳、ダイビングともに州上位でした。 コーチたちは、選手たちの学校の成績もかなり気にするので、水泳、勉強、その他バランスの取れた選手が多いですね。理由もなく練習をサボれば叱られますが、普段まじめに練習していれば、学校の宿題や別の習い事などで練習を休むことに関しては寛容です。 親としても、子供たちが水泳だけしかできない人間になって欲しくないので、ここのスイミングの方針がありがたいです。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
オリンピック(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る