解決済み
自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣ですが極端な話ですが、もし有事などで総理が「敵は皆殺しにしろ」と言えば自衛隊は即射殺に、「武器類は使うな」と言えば素手で防衛でしょうか?その場合、統合幕僚長(?)とか基地指令官が「いや、それはちょっと・・・」とか言うことはできないのですか? もっと極端な話、総理が自衛隊に向けて「○○国を消せ」と言えば、実行に移るのでしょうか?やはり最高指揮官の決定には口出しできないですよね?
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有事での仮定の話しとしてお答えします。敵に対して「殺せ」「皆殺し」という表現は使うかどうかはわかりませんが、敵の攻撃でこちらに被害が及んでいるか、可能性が大きい場合はありえます。ただし、国際法に則って行なうはずですから、行き過ぎた、非人道的な処罰はしないと思います。無抵抗であったり、武器を持っていない敵に対して、銃器を持っている側の人間に射殺を命令できません。総理大臣は、総理の執務室に一人ぽつんといて命令を下すわけではありません。国家の一大事には、国家安全保障会議という、総理大臣、自衛隊、警察、公安関係のトップ、関係閣僚、官僚が集まって、国家の安全を話し合う会議がもたれます。首相官邸の地下には、こういう時のためのオペレーションルームがあり、戦闘があれば随時報告され、現場での判断が難しい場合に、この安全保障チームの中で意見が出され総理が判断することになります。ただ、緊急時にいちいち話し合っていたのでは現場への指示が遅れるので、普段からシュミレーションをして、緊急時のための自衛隊、警察をグローバルに運用するための法整備をきちんとしておく必要があると思います。 総理大臣が自衛隊の最高指揮官とされているのは、あくまでシビリアンコントロールであることの証しであって、かつての軍部主導のような極端な命令によって軍隊の混乱を避けるための意思表示なのです。文民統制ですから、独裁判断ではなく多くのプロの意見を集約して、民主的な最高指揮官としての命令を下すということなのです。
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