解決済み
不動産鑑定士は、短答無しの合格率が10%前後も有った、旧二次試験で考えると圧倒的に司法書士の方が難関なので、新制度となった平成18年度以降の試験を前提として考えます。 現在の最終合格率は、どちらも3%程度で、ほぼ同じ。 勉強の内容量は、やはり司法書士の方が上でしょう。 但し、鑑定士は、勉強量は少ない(あくまで、司法書士と比べての話。)ものの、メイン科目である鑑定理論を理解し使いこなせる様になるには、相当高度な理解力が必要と考えます。(昔は、鑑定基準をただずらずらと並べれば、合格出来る様な問題も出されていたようですが、そんな甘い話は今は夢物語です。) 短答の問題が出来た程度で、「鑑定理論は、大したこと無い。」などと勘違いされる方もおられますが、短答と論文では、要求される鑑定理論のレベルが、かけ離れています。 論文に通るくらいの方なら、短答の鑑定理論などお遊びでしょう。個人的には、短答試験は、ある種の受験生集めと言うか、「客寄せパンダ」的な要素があるように思われます。 加えて論文試験ですから、論文作成能力も要求されます。 司法書士のメインである民法(と、不動産登記法)は、個人的には、鑑定理論を理解するほどの能力は必要無いと思います。 (鑑定士試験にも民法は有りますが、司法書士民法の方が細かい知識を要求されます。しかし、それにしても鑑定理論の方が難解です。) 従って、勉強しやすいのは司法書士。基本的に択一と論述(論文と言うほどのものではない。)なので、鑑定士の様な論文練習や計算演習(これも新制度で、新たに加わった。)は特に必要とされず、この辺が受験生の参入を容易にし、高い人気を誇る秘密かも知れません。 が、勉強しやすいのと、合格しやすいか否かは、また別の問題。 勉強しやすいと言うことは、それだけ周囲の受験生も相当な準備をしてくる訳で、通常の国家試験の合格ラインが6割から7割程度を要求されるのに対し、この試験の合格最低ラインは、実に8割を超えます。 通常の勉強をしていれば出来る問題に加え、かなりの法的センスを要求される推論問題なども出され、ひとくちに8割と言っても、そこまで到達するのは至難の業なのです。 ただ、試験に通れば、即登録出来る司法書士に対し、鑑定士登録には、そこから更に実務研修などが待っていますから、その意味では、鑑定士の方が道のりは長いかも知れません。
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難易度と言われてもねぇ… この手の質問はよくみかけますが、そもそも、試験内容、受験科目が違うので、比較の意味がないと思いますが。 まぁ、あえて言えば、不動産鑑定士のほうが取得は困難でしょう。
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