音楽企業に勤めていらっしゃる方、教えてください。 わたしは今、大学１年生です。

Question

音楽企業に勤めていらっしゃる方、教えてください。

わたしは今、大学１年生です。
小学生の頃からピアノを始めて、それ以来あらゆるジャンルの音楽に触れてきました。
自分で言うのもどうなのかと思いますが、音楽に関しては周りの人が持たない能力に恵まれたのかな、と思っています。(決して自惚れているわけではありません)
ピアノをはじめとする楽器も演奏できます。
耳もいいです。Jポップなどの音楽を聞きながら｢自分だったらこうアレンジするな｣など考えたりもします。即興で曲を作ったりもできます。なにより、いい音楽を人に発信していきたいという気持ちが強いです。
このような経緯から、将来はレコード会社や音楽企業に勤めることが出来ればいいなと考えております。(本当は音楽制作の過程に携われたら･･と思いますが、強いこだわりはありません)厳しい業界であることは承知です。しかし音楽に携わりたいという気持ちはぶれません。

しかしいろいろな事情で大学は地方の国立大学です。ここでは、音楽教育という形で勉強しています。
やはり音楽の業界に就くには学歴が必要ですか？

また、学歴をカバーする為に、今のうちにやるべき事などありましたら教えていただきたく思います(今現在取り組んでいることは、アルバイトやサークル、資格取得、そしてボランティア活動です。とくに資格の方は、音楽の知識や技術だけあってもいけないと思い、経済系や語学系を中心に挑戦しています)

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました

Answer 1

大手レコード会社に勤めていました。
今はほかの分野の中小の経営をしています。

さて、音楽関連業界は極めて人気の業界で、
非常に狭き門です。

音楽への強い愛情や特殊な音楽的能力を持った人
というのは、質問者様が思うよりもはるかに多く存在し、
その多くが何かしら音楽に携わる仕事がしたい、
と強く願っています。

それに対し、採用は極めて少なく、
その基準もきわめて属人的なものです。
学歴はもちろんあったほうがいいですが、
それで担保できるものもごくわずかです。
学歴より、地理的に田舎であることの方がデメリットでしょう。
音楽企画は、けっこう都会特化してますので。

資格はあまり関係ありません。
逆に、音感やら演奏技術もそれほど関係ないです。
音楽系の知識はあったほうがいいですが、
業界人相手に披露してもバカにされるだけです。

目に留まるためには、
明るさ、前向きさ、勤勉さ、タフさ、聡明さ、
音楽センスや知識、ビジネスセンス、
業界知識、ビジョン…
申し訳ないですが、はっきりとは示せません。
運とまでは言い切りませんが、
「魅力的な人物」としか…。
それは、音楽業界自体がまだまだ属人的だからですが。

確率を上げるために出来ることはあまりありませんが、
せめて業界の課題とそれに対する解決ビジョン
くらいは自分なりに把握しておきましょう。

「何がやりたいの？」と聞かれたとき、
その会社の課題に的確に応対した答えができると、
さすがに一目置かれます。
(どの業界でも同じですが…)

また、業界幹部の多くは、マーケティングの重要さを痛感し、
現場がその方面で一向に成長しないことを嘆いています。
ですから、音楽業界に特化したマーケティング対策を
実用レベルで語れるようになっていれば、
(プロに対しては諸刃の剣ながらも)
うまくいけば武器にはなるかもしれません。

ただ、業界マーケティングそのものの難しさに加え、
その考え自体が、音楽に対する愛情を否定することもあり得ます。
案外、逆に音楽をそれほど没入していない人の方が重宝されたりもします。

利益を出すためには、大量生産された粗悪な音楽を
下品で陳腐な手法で売りさばく、くらいの覚悟も時には必要です。

長くなってしまいましたが、それくらい答えが難しい問題だと思ってください。

率直に言うと、まず無理だと思って就職活動を進めた方が無難です。

ただし、光明があるのは、この業界、新卒より中途の方が
はるかに門戸が広い傾向がある、という点です。

音楽に関連がないともいえない、程度の業界からの転職は多いです。
ずっと経理畑だったのに…とか、
ずっと販売営業やってたのに…
みたいな人も、何かしら業界の人との接点をきっかけに
転職したりすることも良くあります。

ビジネスとしての音楽に関心をもち続け、
何かしら信念を持ってアクションを続けていれば、
あるいは開ける道かもしれません。

Answer 2

レコード会社への就職の件
jajukaさんの素晴らしい回答に補足して。

音楽制作については多くのレコード会社は音楽制作会社に外注しています。また作曲演奏などの音楽家業務はレコード会社ではなく、音楽作家事務所や演奏家エージェントが受持ちます。
こういった会社は学歴は無関係で、単に競争と歩合報酬の分野になるのですが、音楽に直結する才能を活かすのであれば音楽家としてこういう専門会社で活躍される道をお薦めします。