秘書は、社長の妻や友人の面倒もみるべきですか？

Question

秘書は、社長の妻や友人の面倒もみるべきですか？外資系企業の社長秘書をしています。欧米の人は仕事とプライベートをきっちり分けると聞いていたのですが、弊社の社長は、自分と妻の休暇旅行のホテルや飛行機の予約などを頼んでくるので困っています。最初のうちはとても丁寧に頼まれ、感謝もされていたのですが、だんだん当然の業務のようになり、最近は親類や友人の分まで指示されます。業務時間を超えて作業しないと間に合わないときもあり、割の合わないただ働きになっています。きっぱり断ってもいいでしょうか。それとも秘書とは、こういう仕事も我慢するべきですか？ 厳しいご時世なので、社長に嫌われて職を失うような事態は避けたいです。

補足

こんにちは。朝日新聞社の働く女性向けウェブサイト「ジョブラボ」です。
善意で引き受けたつもりの仕事が雪だるまのように膨らんでしまっている現状を、
どうやったら上手に脱出できるでしょうか。みなさんのアドバイス、体験談を教えてください。

「断っていい」」というキャリアカウンセラーの意見はこちらです。
http://joblabo.asahi.com/consult/pro_career/110105.html

Answer 1

私も外資系企業の社長秘書をしていました。プライベートの予約などは本当に日常茶飯事に頼まれました。ガールフレンドとのゴルフの予約とか、GFの出張に付いて行きたいから隣の席を取ってほしいとか。プライベートの携帯電話に日本語の電話が掛かってくると、代わって答えてあげるような事もしていました。最初は私も腹を立てて、これは業務範囲に入っていないから断ろうかとか考えましたが、他の外国人秘書仲間に相談すると皆さん同じような事を頼まれて引き受けており、外国人秘書というのはそう言う物かと思うようになりました。ボスがビッグであればある程、プライベートの要求は大きいようです。昔、役員が出張にプライベートジェットを使うような大企業の日本支社で秘書室に勤めていた事がありましたが、秘書室長（男性）は社長の子供のアイスホッケーチームの選別・入団申込、奥さんの病院探し等等、時には休日出勤までして本当に細かい世話をしていました。しかも喜んでやっていました。その秘書室長の器の大きさを感じました。

私の場合、残業代はキッチリ払ってくれる会社でしたので、キッチリ請求しました。ただ、本来の業務で手一杯の時や定時で帰りたい時は、頼まれた時点で「今日は忙しいので明日やる。その場合はチケットが取れなくなる恐れもあるけどいい？」みたいな断りを入れました。それで「どうしてもやれ」とは言われた事がありませんでした。自分の状況をハッキリ伝えるのはとても大切です。

異国で仕事をするというのはとても大変です。私は現在外国住まいですが、ボスがそういう場面（私に頼んで来たような事）で如何に心細かったか、今は心中が良く分かります。私の上司の場合、GFは日本人だったので「GFに頼めばいいのに！」と内心いつも腹を立ててましたが、やっぱり男なので良い所を見せたいというのもあるでしょう。別にそこまで助けてあげる義理はありませんが、私がもし海外でボスと同じ立場になり、言葉も通じなくて頼れるのが秘書のみだったとしたらと考えると、やっぱり人情的にはサポートしてあげたいなと思うようになりました。因みに海外駐在の日本人も同じで、現地の秘書をプライベートの事に使っている人は沢山います。

現在でもそのボスとは交流があります。私が退職した時、私の海外での再就職の事を考えて自らRefereeを引き受けてくれ、素晴らしい推薦状を書いて下さいました。私のボスも秘書がプライベートの面倒を見るのは当たり前のように思ってる節がありましたが、最後はちゃんと感謝してくれていたのが分かりました。情けは人の為ならずです。

Answer 2

女ばかりひいきするんじゃない男性差別支援集団が！！！

Answer 3

私も昔、外資系で外国人幹部秘書（社長ではないですが）をやっていたことがあります。
人によるのですが、1人の方は奥様の休暇旅行、ホテル（それもできるだけ安いビジネスで、といわれ、勤務先が契約している旅行代理店だけではなく、他社、ネットなどできる限りの情報をすべて集め、英語に訳したうえで、検討されていたので、ものすごい手間でした。）、子どもが保育園でそそうをしたことのごめんなさい電話までしました。

悪い方ではなかったのですが、毎日ものすごい時間まで残業しました。「なぜこんなに残業するのか」と言われた時、切れそうになりましたが冷静に彼の個人的な案件がこれだけあり、これだけの時間が費やされた、理路整然と説明しました。

相変わらずそういったことを頼んでこられますが、遠慮がちになりましたよ。

Answer 4

外資系企業で、欧米人の社長なんですよね？
業務範囲外です、ときっぱりと断ってよいと思います。

欧米でそんなことを無理にやらせたら、訴訟沙汰です。
きっぱりと断れば今後は無理は言わないはずですし、仕事上の不都合もないでしょう。
もし不都合があったら、社内の担当部署または裁判所に訴えればよいだけです。

たぶん、普通なら断られるところをお願いしてみたら文句も言わずやってくれる…これはいける！と思われたのだと思います。
日本の会社ならいざ知らず、外資系企業でこんなことやったら「命取り」、とわかっていると思いますよ。