解決済み
現役消防士です。現在消防隊やっていますが、火災出動はもちろん、救助出動や救急応援出動と多種多様な災害現場へ出動します。その中で、目を背けたくなるような凄惨な現場も何度も見てきました。焼死体、ハング(首吊り)、列車による轢死、交通事故ペシャンコ、ドザエモン、ガス自殺、何週間も発見されなかった御遺体・・・。あまり詳しく書くとホラーになっちゃいますのでこれくらいで・・・。確かに最初の頃は、すごい出血をしている重傷者&御遺体を見ただけで体が固まってしまい、何もできなかった覚えがあります。でも先輩消防士は何のためらいもなくテキパキと搬送準備をしているんですね。不思議でした。何でこんな事務的にやってられるんだ、と。そして十数年経った今、慣れました。そう、慣れなんだと思います。医師も我々以上に御遺体を見ていますが、平然と向き合っていますよね。こんなこと言っちゃいけませんが、目の前にあるのはたんなる物体、物なんです。警察の鑑識係も同じ。死体をいじくりまわしてます。年間数十件と処理してますから慣れちゃうんです。ですから、そういった訓練などというものは存在しません。しいてあげれば、救急隊員取得課程の中で手術の模様を見学するくらい。それでもおびただしい出血量に自分が貧血を起こしそうになります。上司に言われたことは「早く慣れろ!考えているヒマなんかねえぞ」みたいな感じです。その上司も最初は血を見ただけで気絶するような人だったんですがね・・・。中には耐性が付きすぎて、スプラッターもの大好きなんていう危ないヤツもいますが。
過去の資料等で写真を観ることはありますが、耐える訓練のために観るわけではないですね。 一般の方にはとても言えないような悲惨な現場に遭遇し、活動し消防署に帰り夜中寝るときにその光景がよみがえりうなされるときがあります。亡くなったのが子供だととくに。 しかし、そのような現場を経験し1歩ずつ歩んでいかなければいけないのです。悲惨な光景を目の当たりにして慣れてはきますけど普通の感覚でいられる隊員はまずいません。しかし、どのような現場でも気持ちを殺して救助に専念します。とくに火災や事故等で亡くなったのが子供だと帰る救助車のなかで特別救助隊員は泣いてます。
そりゃ触りたくないような御遺体などありますが、仕事なので触ります。嫌々ではなくプロ意識をもってはたらいています。 大きな傷を負った方に対しても助けてやるんだという気持ちでせっしています。
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