解決済み
臨床一年目の獣医師です。獣医職で公務員への転職を考えています。働き始めたからには、公務員になるにしても他の病院で臨床を続けるにしても、今の病院で2~3年働いてから…と思っています。年齢は26で、神奈川県です。 そこでお聞きしたいのですが、 1.臨床から公務員に行かれた方、試験対策は働きながら…ということになりますよね。苦労話など聞かせてください。 2.面接というのはどのようなかんじですか。何を聞かれましたか。 3.実際に公務員獣医師として働いている、または働いていた方、職場環境はいかがですか。 公務員のイメージは、9時5時、エコ冷房(学生時代、夏休みに体験で行ったときクソ暑かったので…)、垢抜けない…などですが、実際はいかがでしょうか。先輩獣医師で元公務員の方と先日お話する機会があったのですが、その方は保健所と食肉で働いていて、かなり大変な思いをされたようです。動物の殺処分など、棄てにきた飼い主を説得したり、精神的に病む人が多かったそうです。9時5時なんて有り得ないことで、産休の人の分も働くから、大変だったと。たぶん十年くらい前の話なんですが、今でもそういった環境でしょうか。 まだ獣医師歴半年でさらに何もやらせてもらえてない状況(ワクチン、採血も一切なし。オペは外回りという名の見物客。毎日VTさんと一緒に犬舎掃除、掃除、掃除…)なので、臨床に向く向かないを考えるのは早いとも思いますが、はっきり言って向かないと思っています。。公務員に行くなら準備が必要だし、どのタイミングで院長に言うのがいいかなど、経験談やアドバイスをください!
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公務員獣医師と一言で言っても、県によって仕事内容は大きく違う。 1)県の畜産試験場付けになれば、繁殖などの関係で、土日休日シフトが組まれることもある。 2)食肉センターに付随する食肉衛生検査所付けの「と畜検査員」を主な仕事とすると、伝染病や中毒が疑われるような事案が発生しないかぎり、まさに9時-5時仕事。(注:食肉センターの開場時間が早い場合には、それにあわせたシフトが組まれる。)実際には、食肉センター側に出向いて動物をチェックするのは午前中で大半が終わり。あとは検査所のほうに戻って、一般検査や書類関連のチェック。 ただし、「と畜検査員」が、いないと食肉処理ができないので、獣医師が定員割れしている中規模な処理場では、急な休暇が非常にとりにくい。 「と畜検査員」が不在だと、全ての作業がストップしてしまう。 (産休で・・・・という話は・・・・と畜検査員が事実上1人になってしまったのではないだろうか? 産休に対する臨時職員を手配しようにも、地方では、簡単には、非常勤の獣医師を確保できない。 都市部の大きな食肉センターなら、そこまで大変な状況にはならないと思う。) 都市部の大規模な食肉センターなら、人間関係もそれほど心配ないと思う。豚の内臓以外は、【全廃棄】・【部分廃棄】といった、説明に手間取るような個体が見つかるのは、一ヶ月あたり数件程度。ブタの内臓の廃棄は、マニュアルに従い流れ作業。食用に変なのが混じらないように、グレーゾーンは全て廃棄側にまわる仕組みだから、判断に迷うようなことはないだろう。 都市部なら、畜産農家の数は非常に少ないから、受け入れる家畜のほとんどは、県外の農場から出荷されたもの。出荷する前に、ある程度の健康チェックをかけるから、都市部の食肉センターで【疾病による処分】は極めて稀なこと。どちらかといえば、ポジティブリストの記入漏れや不備などへの対応のほうが説明を要するとのこと。 県によっては、試験場と食肉衛生検査所間での人事異動もあるが、働き方が大きく異なるので、獣医師の人員が逼迫していなければ、職員の強い希望がなければ、それぞれの部署から移動になることは多くないようだ。 試験ですか? 1)通常の公務員試験を受験するのなら、4月末~5月初旬に応募し、試験は7~8月で、8月末に内定が出る。しかし、実際に働き始めるのは、翌年の4月1日からだから、内定が出た後、半年間余裕がある。その間に、院長に言えばよいと思う。。 2)多くの県では、獣医師不足が深刻で【と畜検査員】が定員割れしかけている。このため、獣医師を採用するための公募(求人)が、不定期で行われている。これに応募される場合には、採用が内定してから、働き始めるまでに、最短では2~3ヶ月しか余裕がないので、採用試験に応募する時に、院長に一言つたえておくとよいだろう。 【試験について】 試験内容は、区分に関係なく大卒公務員全員が受験する【一般教養試験】と、【獣医の専門試験】。専門試験は、国家試験より簡単なので、まず問題ない(産業動物関連や法規の出題が少し厚い)。一般教養試験も、ザット過去問を見渡しておけば大丈夫だろう。 【面接について】 ペーパー試験に合格していれば、半分雑談だったという話をよく聞く。これまで居住したことのない県に応募した時には、何故、○△県を選んだのか? だとか、今後の人生設計などを質問されたとも聞く。
なるほど:7
回答ではありませんが 獣医師です。 現在、開業して約3年です。 自分も学生の頃小動物臨床か公務員で悩みました。 結局は卒業後、1件目に3年、2件目に2年半 代診として働きました。 相談者さんがすでに決意しているようでしたら 聞き流してください。 卒業して半年ぐらいまでは、相談者さんと同じように 仕事の内容は、犬舎掃除や手術の外回りでした。 自分も診察がしたい、手術をしてみたいと常に思っていて もどかしい思いを持っていました。 しかし、下積みもなしに診察や手術は不可能です。 実際、初めて診察室で飼い主の前で診察したときなど 緊張してうまく言葉が出ませんでしたし、 初めての手術の時も手が緊張でうまく動きませんでした。 今考えると、笑い話ですが。 一番重要なのは、自分が将来どのようになりたいかです。 もし、今働いている病院の院長や先輩が尊敬できる 人間であり、自分もそうなりたいと考えるのであれば もう少しがんばってみてはどうですか? もし、尊敬できる目標にできる院長や先輩でないのであれば 違う職場を探した方がよいと思います。 病院の雑用仕事(犬舎そうじなど)は無駄ではありません。 自分自身が雑用ができなければ獣医師以外のスタッフに 指示も出せませんし、気持ちもわかりません。 あなたが今やっていることは、将来人に指示をする立場 担ったときに必要です。 日常の雑用の合間を見つけて、自分が近い将来 診察や手術をしているつもりでいろいろ勉強してください。 お節介な内容になりましたが 参考になれば幸いです。
なるほど:5
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