ゲーム会社の総合職について ゲーム業界で営業・広報を希望しています。

Question

ゲーム会社の総合職について
ゲーム業界で営業・広報を希望しています。ですが業界本を読んでも殆どが開発職の話で殆ど総合職のことが載っていません。
ゲーム業界は激務と聞きますが総合職もそうなのでしょうか？

総合職（とくに営業・広報）の労働状況

採用に向けてどのような準備・意識をしたら良いか

が知りたいです。

はっきり言って私はゲーオタではないです
ゲームをあまりしない人間がゲーム業界に入ることは可能ですか？

とくに業界の方の回答をお待ちしています。
よろしくお願いします。

補足

ありがとうございます
ゲームビジネスの構造を中小の戦略を学ぶに当たってお勧めの本やサイトはあるでしょうか？
アマゾンで調べてみたのですがそれらしいものがなく…
その他役に立つ本があれば教えてほしいです

Answer 1

以前、同じようにゲーム会社の営業と広報をやってました。

リリース直前の開発陣は激務ですが、
営業系はそれほど大変ではありません。
(ちなみに、一番大変なのは外注の開発会社でしょう)

会社によりますが、そこそこの自由もあります。

営業であれば、問屋や有力店舗をまわり、受注を促す仕事がメインになります。
とはいえ、問屋も店舗から注文を集めるだけなので、激しい営業を仕掛けてもそれほど効果は変わりません。

広報は、主にファミ通の編集と連絡を取り合うのが仕事です。

宣伝であれば、代理店といろいろ詰めます。

ゲームをあまりやらなくても、別に困りませんよ。
私もそうでした。
自己管理とコミュニケーションスキルが最重要です。

逆に、営業系がゲーオタをアピールするのはマイナスです。

ただし、ゲームビジネスの構造を理解しておいたほうがいいでしょう。

事前準備としては、弱小メーカーが、どのような戦略をやっているか把握することでしょう。
(ビッグタイトルを持っている会社の戦略はアテにならない)

あとは、受ける企業が老舗なら、その会社がどのようにブランドを大切にしてきたかも把握したいですね。

その辺を把握できれば、各企業の課題は明白になると思いますので、それに対応する回答を用意しておくことです。

少なくとも、「他社を参考にした面白いものを金作って、宣伝かければ売れる」とか考えないように。

マーケティングの基礎も頭に入れておきましょう。３C4Pがどうとか、そのレベルで十分。

ゲーム会社は、合理性(確実に売る)と非合理性(こんなの作りたい)の狭間を揺れ動く傾向にありますが、営業系で評価されるのは合理性です。

おまけに、どこもマーケティングを重視しながらも、実際はほとんどできていません。

評価されやすい発言としては、
「お金や時間、有名人などを使えば売れるというわけではないので、知恵を絞って賢い売り方をしつつ、それをさらに制作にフィードバックして、マーケットとターゲットを見据えた企画に役立てたい。」
とかなんとか。

おまけにもうひとつ。
今、ケータイに手軽なゲームがあふれて流行ってますが、なぜゲームメーカーが本格参入しないのか、それに対する自分なりの答えも考えてみてください。

がんばってくださいね。

★補足

開発と違って、マーケ系の参考書籍は需要がないようです。
「構造を理解せよ」とかいいながら、無責任ですね、スミマセン。

参考資料とは言えませんが、レベルファイブの日野氏の記事が面白いです。
(ちょっと古いですが、今の成功の礎が分かります)
http://japan.cnet.com/sp/game2007/story/0,3800082083,20364097,00.htm
この業界で、数少ないマーケセンスのある人物です。

そもそも、ゲーム業界のマーケ人材って極端に少ないんです。
それがゲーム不況を招いた一因でもあるのですが。

ゲームには、売り方をロクに考えなくても売れてた時代がありました。
そこから抜け出せない人たちが没落していきました。
ある意味、奢りです。

ともあれ、なぜ今ゲーム不況なのか、現在普通に手に入る情報を元に考えてみてください。
そして、中でも生き残っているメーカーは何をしているのか、そこから見えるものは何か、考察してはどうでしょう。