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調剤事務(医療事務)の「力価」の計算式について

調剤事務(医療事務)の「力価」の計算式についてA% Bmℓ とあった場合、力価を【A×B×10】mg という式で計算するようになっていますが、 その公式の根拠を教えてください。 なぜ%をそのままかけるの?(例えば10%なら、通常0.1をかけるのでは?) なぜ最後に10をかけるの?(%の計算を100分の~で考えないとして、さらに最後にかける10は何?) など…

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回答(1件)

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    医薬品における液剤の濃度は、基本的にw/v%(ウェイト・ボリューム・パーセント)という単位で表示をします。これは、全体の体積(volume)に対する、溶質の重量(weight)の割合を表したものです。と言っても分かりにくいと思いますが、【液体100mL中に、溶質(医薬品成分)が何g含まれているのか】と考えて下さい。また、基本的な単位換算として、1g=1000mgというのは良いでしょうか? 実際にある医薬品「ゼスランシロップ0.03%」で考えてみましょう。「ゼスランシロップ0.03%」20mLを、分2服用とする。1日量は何mgなの? A=0.03%、B=20mLです。与えられた公式に当てはめると【0.03×20×10】=6mgです。答えは6mgですね。これを1日2回に分けて飲んでねって話です。では、なぜこうなるのか。 0.03%ということは、v/w%濃度の定義から考えると、☆0.03v/w%☆=100mL中に0.03g=100mL中に30mg=★1ml中に0.3mg★の成分となります。これの20mLを1日量としますので、0.3mg/mL×20mL=6mg。よって、1日量は6mgです。 今、☆☆→★★の単位換算に注目して下さい。☆A%の溶液☆、★1mL中に含まれる医薬品成分★は、【A×10】mgになっていますよね。これが、公式にある×10の根拠です。この溶液が、BmLあるわけです。このように単位からちゃんと考えると、少し難しくなるので、単位換算を完全にすっ飛ばして、丸暗記でどうにかしてしまえという公式です。 ところで、調剤事務の方でも、力価計算の勉強なんてされるんですねぇ。現場では、基本的に薬剤師にしてもらって、もしご自身で計算することがあっても、必ず検算してもらって下さいね。そこ間違えるとエライことになるから・・。

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